この子のお腹をブラッシング出来るのは、
この世でただ一人、自分だけ。オホホ。
居間の窓辺に置いていた鈴用プチベッドは、
スノコの上にマット等を敷いていたものなので、
人用の厚めクッションを置いた。 チェックチェック。
これは以前、鈴におチッコを掛けられたもので、
複数回洗った後、押入れに仕舞いこんでいたのだが、
仕舞いこんだままにしてても仕方無いので、登場。
念のため、ペットシーツを敷いている。
あれれ・・・？
なんでぇ？
スノコと違ってフカフカなのにぃ。
でも、ちょっと気になるようだ。
けれど結局、この日は使ってもらえず。
一体何が、鈴のお気に召さなかったのか。
随分と長く一緒に暮らしているのに、
鈴様のお気持ちは、今だ分からぬ・・・。
窓辺に置いた座布団に居る鈴が、
ちょっとご利益のありそうな風体だ。
まぁ、ふてぶてしくも見えるのだけど。
・・・・・・・・・。
休日の昼。
鈴は、折り畳んだ布団の間である。
その横に、枕と本を持って来る。
狭い！ けど気にしない。
だらだらと読みながら、だらだらと寝るのだ。
姿は見えねども、気分は添い寝なんである。
就寝の夜。
鈴は、広げた布団の上のガウンの上である。
そして、ニンゲンが枕に頭を置くと、
見えるのは、こんな風。
ガウンの風呂にとっぷりと浸かっているようだ。
鈴は布団の真ん中辺に居るので、
ニンゲン、あまり身動きがとれないが、
満足である。
ちなみに、夜中は布団の中に入って来る。
入っては出て、また入って。
その度に起こされる。
この時期、ニンゲン、毎日寝不足である。
でも、何故か満足なんである。
あら、これ暖かそう。鈴に。
と、つい手に取ってそのままお会計した、
小サイズ布製品の数々。
しかも押入れにまだ数点残っている。
そんなに要らんだろ、と見る度、自分にツッコむ。
そんなニンゲンの、冬のベッドの上は、
故にカオスなのである。
ニンゲンが居ない時に、
どこかに潜り込めるように、
寝袋の中だったり、
畳んだ布団の間だったり。
寒い冬。
鈴が暖かければ、ニンゲンの心も暖かい。
それは、愛情のカオスなのである。
ただ、
春になったら、これらを洗って干さなければならない。
それを思うと、ちょっと、フゥ・・・（溜息）。
お天気の良い日は、
レースカーテンの
向こう側で、
日向ぼっこである。
良きかな～。
・・・・・・・・・。
お正月三が日は、
ずっととてもお天気が良かった。
窓の外は、さすがに空気は冷たかったけれど、
室内は降り注ぐ陽射しで、とても明るくて。
鈴は朝食を食べると、
すぐさま窓辺へと向かっておった。
寝室の、
カーテンの向こう側で、
日向ぼっこな鈴であった。 ３日間とも。 薄暗くなるまで。
お天気の良い、いつもの日と同じ。
変わらないって良いなぁと、
しみじみ思う。
良きかな～。
