ある暑く寝苦しい真夜中の事じゃった。
突然、微妙に激しい物音が聞こえてくるではないか。
何事かと眠い目をこすりながら、
音の聞こえたお風呂場に向かったのじゃった。
後は人間が引き受けたのじゃった～。
殺虫剤？
ノンノン。 蠅たたきよ～。
晴天の続いた福岡。
週末は激しい雨となった。
雨とともに温度も下がるかと思いきや、
あまり下がらずがっかり。
なので窓を閉めたら暑いので、
窓辺にビニールシートを敷いて対応。
↓ 北側の部屋の窓辺。
明るく写っているが、土砂降りなんである。
こちらの側の部屋は、
駐輪場のトタン屋根に当たる雨の音が聞こえてうるさいのに、
激しく降る間、鈴は昼も夜もここに居たわけで・・・。
もしや危険察知の手段として、
外の様子の良く見える高い所を選ぶ、
元野良の習性であるのだろうか？
そう思うと、ただダランと横になってるように見える鈴が、
なんだか賢く頼もしく見えてきたのだった。
日曜の午後になって雨もようやくあがり、
外も少し明るくなってきたので、
カーテンを閉めようとベランダ側の窓辺に行くと、
もう既に鈴に占領されていた。
とりあえず、雨の危険は回避されたということか。
それにしても、
カーテン引っぱっとるで～。
も～言うのもアホらしい気がするけど、毎日暑い。
ほんの焼け石に水だと分かっちゃいるが、
入れ替え前の鈴の飲み水とか、
使ったけどさほど汚れていないお水とかを
台所に捨てずにベランダに撒くようにしているわけで。
やだ、何これ？
そうとは知らずにベランダに出た鈴が戸惑う。
あっちも・・・、
こっちも・・・、
どこにも行けないじゃない。
諦めて部屋に戻るかと思いきや、
あ、お水が溜まってる。
濡れるのは嫌いだが、見るのは好きらしく、
溝に溜まった水が少しずつ流れていくのを
向こうに流れてるんですけど～。
ずっと見続けるのだった。
何が楽しいんだか？
連日の猛暑で電力使用率が９５％超えの、
厳しい需給状況の中、
既に緊迫感の薄れた社内では、
エアコン設定温度が２７度から２６度となり、
本日夕方、外での一服から戻った会長が私に言った。
“ エアコン、温度、２５度、エアコン ”
？？？
少ない単語から察するに、
“ エアコンが２５度になっているがどういうことかね？ ”
と言いたいのだな、と思った。 が、実際は、
“ 暑いから自分で２５度に下げたよ ” だった。
この根性無し！！
玄関でお股をおっ広げる猫が、
日射しの照りつける窓とカーテンの間にじっと居る。
冷んやりマットを枕に使う猫が、
何枚もの新聞紙に全身包まれている。
涼しい日があったわけではない。
すっと暑いままなのに、
更に暑く過ごそうとする意図がワカラナイ。
・・・・・・・・・。
１８日・日曜日の今日、午前中の温度計が示した数字は３５度。
自分が今まで確認した中では最高室温である。
鈴が窓とカーテンの間に居たのは、そんな時。
分からない猫だ、と思う人間は、
室内では常にサウナベルトを腰に巻いている。
おや、鈴とお互い様か？
しかし、これで何かあったら、
駆けつけた救急隊員に バカ！ と思われることだろう。
・・・・・・・・・。
高温の部屋で新聞紙に包まる鈴の顔が、
暑いわ。 フフ。
口元に薄笑いをうかべているようで、
ちょいとコワい気がした。
先代の時、トイレに砂は大量に入れてたけれど、
鈴のトイレ砂は家計に優しい少量。
砂に足が埋もれる感が嫌いみたいなので。
・・・・・・・・・。
鈴はトイレの時、
あっさりトイレに入って、
すんなり出しなさる時もあれば、
トイレに近寄っては離れ、
中に入っては出て、を繰り返す事がある。
先日もそうだった。
心配だけど、じっと見たり、声をかけたりしたら、
トイレから気が離れてしまいそうなので、
視界の隅っこと背中で様子を伺いつつ・・・。
暫くしてようやく砂ザクザク、物体ポトポトの音が聞こえ、
ほっと安心、胸を撫で下ろした。
さぁ トイレ掃除だ、と猫トイレを人間トイレに運び、
ブツを廃棄して居間に戻り、気付いた。
２～３センチのブツが２箇所転がっているではないか。
う～ん、これは…？ と考えるまでもない。
トイレに行きつ戻りつを繰り返す間に出ちまった、だな。
じゃあさっさと出せばイイものを、
何をそんなに躊躇してたのかがとても不思議だが、
私、知らない。
本猫はいたって涼しい顔（室内暑いけど・・・）。
それにしても踏まなくて良かった、と思う以上に、
出る瞬間を見たかったよ～～～。
（歩きながら スポッ？）
