ゴロンゴロン。
いや~ん、眩し~~い。
・・・・・・・・・。
カーテンの向こう側で日向ぼっこをする鈴の傍に、
ピンクベッドを置いてやる。
すると直ぐに立ち上がって、
ベッドの中に入って・・・。 クンクンクン。
アリ? ・・・・・・。
実はね、なんかね~、
ベッドを置いた時、プ~ンときたんだ。
ニンゲンも鼻を近づけてクンクンと嗅いでみると、
クサイ!
おチッコ臭である。
触ってみると、濡れてはいない。
既に乾いているわけだ。
一体いつやったんだ?
・・・・・・ワカラナイ。
ハァ・・・、何で自分のベッドにするかなぁ
いや、ニンゲンのベッドにされるよりイイか。
・・・って、そんな問題じゃないような・・・?
自分のおチッコ臭に、途方に暮れる感漂う鈴である。
自業自得だけど、ちょっと可哀そうかな、
などと思っていると、
何とかしてよ!
と、睨み付け感漂う鈴である。
ある意味、被害者はニンゲンなのだが。
猫にとっては、
悪いのは何でもニンゲンのせいなのである。
当然ながら、改善策を見いだせるはずもなく、
ベッドの縁に前足だけを乗せて、
日向ぼっこ続行の鈴なのであった。