ベッドで本でも読みながら、
お昼寝でもしましょ、
と寝室に行ったら、
鈴がニンゲンの上掛けの上で昼寝をしていた。
今日は窓から入る風が、
ちょいと涼しすぎて、
その上掛けが欲しいんだけどなぁ。
でもまぁ、許す。
鈴に新しいまたたびスティックをあげた。
お皿入り？
そう。
今まで、齧ったまま、
そこら辺に放置されてた数本のまたたび。
ふと見ると、カビが生えてたのだ。
ひぇ～～～～っ。
これからはちゃんと管理します。
ど～ぞ。
では、いただきます。 ガッシガッシ。
アガガガガッ。
まあ、ちゃんと両手で持って。
お行儀良いのね～。
そ、そうかい？
洗濯物を部屋干ししてると、
猫の熱い視線を感じた。
ジッッッ・・・。
どうやら洗濯物を
足元に置いた洗濯籠から取り出して、
ポールに掛けるという、
その上下の動きに心をそそられたようで、
アンタじゃないよ。
見つめられていたのはニンゲンじゃなかったとさ・・・。
最近、新たなおやつの提供を始めた。
歯みがきおやつのにぼしと、毛玉ケアのとってもおいしい草。
さて、いただきます。
鈴はこのおやつをとても喜んでくれている。
・・・・・・。
その昔、いや、昔々の、
ニンゲンがまだかわいい小学生だった頃。
野良ネコが我が家をねぐらにしていた事がある。
短い期間だったと思うが、
その間に２回、獲物を捕らえて部屋に放置したことがある。
でっかい雀とでっかい鼠。
いずれも頭だけが無くてねぇ・・・。
だから小学生の女の子は、
猫とは、捕らえた獲物の頭だけを食べる生き物なのだ、
と当然信じていたのだが。
鈴は時折、にぼしの頭だけを残す。
何だか小学校からの自分の中の常識が、
ガラガラと崩れ落ちた気がした。
じゃあ行ってくるね、
と声を掛けた先には、
返事もせず、振り返りもしない愛猫が、
ベッドの真ん中で新聞紙に半身乗せて寝ている。
いいけどさ。
ワタシは頑張って働いて来ま～す。
１匹の猫が闊歩する、狭い我が家には、
猫様用のトイレは２つある。
１匹に２つも！
ニンゲンだって１つなのに。
２つのトイレの、使用傾向は、
トイレAに、おチッコ。
トイレＢに、ウンチ。
である。
今週のある日の朝、
トイレAに、ウンチがあった。
おや、珍しいな、と思った。
じゃあおチッコはトイレＢか？
と思い、そっちを見たが、
そこには何も無い。
だが、おチッコの臭いはどこからかしている。
確かに臭う。
どこだ～～～～～。
でぇぇぇぇーーーーっ。
ここの辺りに溜まっておった。
なんでだよぉ～。
トイレもう１個、あるじゃんよぉ～。
鈴はホントにある日突然思い出したように、
トイレ以外でおチッコをする。
きっと何か理由があるんだろうが、
ニンゲンには分からん。
鈴が敷いてるマットと、ビニールシートの下のマットに、
ああ、おチッコ臭がする。
せめてもの救いは、
この日がゴミ出し日だったことである。
良かった良かった。・・・か？
鈴ってば、
足で壁ドンして毛繕い中。
キュン♡ とはならない。
メスだもの。
随分暑くなった。
暑くなると、
ベッドに行けば会えた鈴の、
生息区域が少々増える。
まずは廊下。
ここは、北側＋風の通り抜けで、確かに涼しい。
次に、台所の食器棚の上。
ここは、ニンゲン体感不可能。
やはり風が通るのだろうか。
そして、寝室の洋服掛けの下。
ここは体感出来そうだが、やっていない。
きっとベランダからの風が通るのだろう。
ここは強敵だ。
両側にポール、上から洋服の、
猫好みの狭小空間に加え、
顎乗せパーツを備えた快適をも提供している為か、
鈴の滞在時間も長く、
夜、ニンゲンの就寝時間に、
ベッドにおいでよ～、と誘っても、
ツ～～～ン。
なのである。
ニンゲン、淋しい。
でも、夜中に目を覚ました時には、
隣に居るのだけどね。
ウフッ。
