1月6日にアップした峠コレクションで、またややこしい問題が出てきました。
私は地名や峠名については漢字にとらわれず、現地の人がどう読んでいるかを調べてルビを振るようにしています。それは地名が土地の様子(地形など)からネーミングされることが多いからです。
そんななか、アップした『御船坂』に建てられた記念碑に刻まれた『市川町御船部落建之』が気になりました。最後の『建之』です。建立と同じ意味だろうとはわかります。しかし正確な読み方は習った覚えがありません。
ネット検索してみると・・・
「漢文で書かれた碑文は、『読み下し』で読むので、『これをたつ』と読む」・・・これが本則でしょう。「これをたつ」「けんし」「こんし」「これをたてる」 日本のお墓文化は、中国の影響を受けているので、そこから建之という言葉の意味を考えるとすると「之(これ)を建てた」という風になるのかもしれません。・・・とあります。また、お墓を建てた人=建之者(けんのうしゃ)で、お墓に刻む○○○○建之は(けんのう)と読みます。 と解説している人もいるといっています。
しかしながら『建之者』を『けんししゃ』と読むというサイトもあるようなので、どれが正解かわかりません。
では、ややこしさの象徴『之』の字です。これは何と読むのか?
漢字辞典では
音読みは『し』
訓読みは『いく』『これ』『この』『の』
意味はゆく。いたる。これ。この。指示・強意の助字。の。主格を表す助字。
『の』と読むのは知ってますが、それ以外の『し』『いく』『これ』『この』は知りません。
文章の中の漢文ならともかく、これはため書きみたいなものですから、『これをたてる』はありえないと思います。あとは「けんし」「こんし」「けんのう」ですか。
IMEの漢字変換でやってみましょう。『けんし』と入れて『之』の字が出てくるのは『献之』『研之』『健之』『謙之』くらい。『建之』は出てきません。そして『こんし』では『昆之』のみ。ましてや『けんのう』では何も出てきません。そして『けんの』では『賢之』が出てきますが『こんの』ではまるでなし。
結局どれが正解かさっぱりわかりません。
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私は地名や峠名については漢字にとらわれず、現地の人がどう読んでいるかを調べてルビを振るようにしています。それは地名が土地の様子(地形など)からネーミングされることが多いからです。
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しかしながら『建之者』を『けんししゃ』と読むというサイトもあるようなので、どれが正解かわかりません。
では、ややこしさの象徴『之』の字です。これは何と読むのか?
漢字辞典では
音読みは『し』
訓読みは『いく』『これ』『この』『の』
意味はゆく。いたる。これ。この。指示・強意の助字。の。主格を表す助字。
『の』と読むのは知ってますが、それ以外の『し』『いく』『これ』『この』は知りません。
文章の中の漢文ならともかく、これはため書きみたいなものですから、『これをたてる』はありえないと思います。あとは「けんし」「こんし」「けんのう」ですか。
IMEの漢字変換でやってみましょう。『けんし』と入れて『之』の字が出てくるのは『献之』『研之』『健之』『謙之』くらい。『建之』は出てきません。そして『こんし』では『昆之』のみ。ましてや『けんのう』では何も出てきません。そして『けんの』では『賢之』が出てきますが『こんの』ではまるでなし。
結局どれが正解かさっぱりわかりません。
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でも地名や名前など固有名詞の場合、読み間違いがあると失礼ですよね。
どう読んだらいいのかわからない最近のお子ちゃまたちの
キラキラネームなんか、かわいそうとしか思えません。
それが公的に建てられている石碑につきものの文字が
読めないんではとても困ります。
意味が分かればそれでいいといい加減な読み方を
していました。
漢詩は夫がやっておりましたので、テキストを見ましたが
手に負えないです。朗詠は長く止めていますので、
夫ももう詠えないと思います。
それにしても峠の数が多すぎて目が回りそうです。
『鞭聲粛粛』
「鞭聲」は、鞭打つ音。「粛粛」は、静かでひっそりとしたさま。
漢字や漢語は知識人の象徴みたいなものでしたから、お上がらみの石碑には多用されてますね。意味不明なとこは横文字の乱用と似てるかも。
単に「○○建」 でも済みそうですよね。
そこをあえて? 「建之」。
私のパソコンも 「ケンシ」では「健之」
がいちばん近い字。
「建之」は出てきませんでした。
ははり熟語で表した方がカッコ良いからでしょうかね?
「○○建」より、「○○建之」と。
人名では「ゆき」として よく使われてますね。