Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

カクテル日記 10 ネグローニ

2008-05-11 22:58:25 | Weblog
主なベース:カンパリ、ベルモット、ドライジン

フィレンツェのリストランテ「カソーニ」の常連客、カミーロ・ネグローニ伯爵がアペリティフとして愛飲していたカクテルだそうな。同店のバーテンダーであるフォスコ・スカルセリが、許可を得て1962年に発表した際、伯爵の名を冠する事を許された。

ドライマテーィニに少量、色付け程度にカンパリを入れて、本来の夕焼け程度の赤褐色を赤にしたら、「ドライネグローニ」と呼ばれるらしい。

カンパリの苦味をジンのアルコール力でねじ伏せるような、見かけはさりげないが結構えげつない酒なのだ。一見紳士的だがえげつないM&Aを請け負う証券会社の特命課長みたいな感じか? というほど怖くはありません。なかなか味わい深いお酒です。