映画観た 秋刀魚の味

まずは、じゃがいもとサツマイモのスティック揚げをたんまり作り、いざ、映画鑑賞会。
1本目は小津安二郎監督の秋刀魚の味。笠智衆主演、岩下志保共演の名作。むか〜し観たことがあったが、ほとんど覚えてなかったので観ることにした。
いろいろ発見ありまくりで、楽しめました。なんかの批評で読んだけど、ほんまや、って感じで笑えたのが、サンマは映画に出てこないのとやたら酒を飲んでいる、ということだ。笠智衆らはいつもの小料理屋で、笠智衆の戦時中の部下はトリススタンドで、長男は後輩とトンカツ屋でビール。
で、笠智衆らはどうもオレと同世代の設定のよう。50半ばで会社役員。長男はそこそこいい会社に勤めているが、安月給で団地住まい。嫁はんは美人だがワガママな現代人で心はすれ違っている。給料が少ないから、子どもをつくる余裕がないらしい。そして長男の趣味はゴルフ。会社の屋上に練習スペースがあったりと、当時のブームぶりがわかる。
いつもの小津節でたんたんと話は進み、オチもない。じわっとくる味は流石のもんだが、若い奴が観ても分からんし、歳とってから観たら分かるけど、もう遅いやん、な歯がゆさはどうしたらええねん…