Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

ヒナギク

2016-08-30 12:26:34 | Weblog
ほんとはブラックなアンデルセン童話 8

ヒナギク

これは泣ける。道端に咲く純真なヒナギクとヒバリの束の間の幸せな時間。いきなりやってくる不幸。

これもまた、現実の世界なのだ。

はだかの王様

2016-08-29 22:20:22 | Weblog
ほんとはブラックなアンデルセン童話 7

はだかの王様

これも超メジャーですな。とはいえ、この王様や部下たちを笑える人がいるかな? 笑えんよね〜。
こういう欺瞞を見抜くのが子どもなら、真っ先に引っかかるのも子どもだと忘れるべきではない。

で、今回読み直して、ペテンにかかったとわかりつつも行幸を続けた王様は、えらいと思う。

小さい人魚姫

2016-08-28 10:50:16 | Weblog
ほんとはブラックなアンデルセン童話 6

小さい人魚姫

これぞアンデルセン童話、という作品で、記憶と原作はあまり違わない。

たいへんよくできた話で、ストーリーの破綻もない。そこらへんが面白味に欠けるが…

読み直して気づいたのは人魚の寿命は300年。死んだら泡になる。一方、人間は魂があり、魂は不死、と記している。

親指姫

2016-08-27 12:43:06 | Weblog
ほんとはブラックなアンデルセン童話 5

親指姫

親指姫と聞いて、ああ、あのちっちゃくてかわいい女の子の話ね、と思う人は多いでしょうが、冒険の内容を覚えてますか? もう一度、読み直しては、いかが? 最後はハッピーエンドなんですが、なんか引っかかる。

そもそも、親指姫誕生のきっかけは、子どもの作り方を知らない女が、魔法使いの婆さんに作り方を聞きに行って12シリング払ってもらったオオムギの花から生まれたってんだから…
どういう女やねん。そして、親指姫がヒキガエルにさらわれてそれっきり。

プロセスが面白けりゃいいのよ、かもしれないが、親指姫は親指姫で、旅の間にまったく女のことを気にかけないのも、なんかねえ…

イーダちゃんの花

2016-08-26 18:58:02 | Weblog
ほんとはブラックなアンデルセン童話 4

イーダちゃんの花

やっとファンタジックな話が出てきた。これは子どもに話せるなあ。
子どもに話したら、目を丸くして話の世界に引き込まれることだろうな。

イーダちゃんは真夜中の花たちのダンスパーティーをのぞき見するんだ。
トイストーリーの原型ともいえる。