Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

コンチネンタル・オプ

2016-09-28 23:47:47 | Weblog
ハードボイルドの三巨頭といえば、ハメット、チャンドラー、マクドナルドだ。

先駆者ハメットの代表シリーズが、コンチネンタル・オブシリーズ。一流探偵会社の社員という設定。

ここが、あとの2人と違う。そして警察とのカラミも少ない。

主人公には名前はなく、チビでデブのタフガイだ。

とはいうものの、主人公が食べるシーンはほとんど出てこない。

おかしい。

デブはデブになるだけ食べているはずだ。詰めが甘いな、ハメット。

サラリーマン探偵だからか、酒もあまり飲まない。

アクションはなかなか派手だ。
先駆的な作品だけあって、トータルな雰囲気は若々しい。

一区切りの9月末

2016-09-28 23:46:36 | Weblog
9月が終わろうとしている。一区切りの予感はしていたが、ほぼそんな感じで進んでいる。

一月半かかって100年史の仮目次を作成した。今日明日と取材や打ち合わせで出っ放し。週末はアート三昧。

自分以外でも、定年やら病気療養やら。

去る人、出会う人、だな。

わらしべ長者

2016-09-24 20:06:33 | Weblog
宇治拾遺物語を読んでたら、なんか知ってる話に似てるな、と思ったらわらしべ長者でした。

長谷寺の観音様のおかげだったのね。死んだ馬まで生き返らせるんだからすごいよ。

長谷寺の観音様ってところをボカしてる昔話が多いんちゃうかな。あかんなあ。

オレも長谷寺行ってこよかなあ…

イソケン 1

2016-09-24 20:05:44 | Weblog
イソップ研究 1

イソップ寓話は動物に仮託した処世術の本、ということになっている。

短いストーリーのどれもが腑に落ちる内容なので、つけ入れ隙はなさげに思える。

ひとつの切り口を見つけた。

それは。登場キャラクターが、善悪❌強弱の組み合わせで構成されていることだ。

強くて善のライオンと弱くて悪の狐の話、という具合に。

銀貨

2016-09-22 09:49:01 | Weblog
もいちど読もうよアンデルセン物語 28

銀貨

これはピクサーのアニメみたいなお話。かわいくてちゃんと自分を持っている銀貨が外国でひとりぼっちになって辛い思いをするけれど…
理解されなくても、くさるのやめよう。銀貨は銀貨さ、って元気がでます。

セカブラ 7

2016-09-21 22:46:44 | Weblog
世界で一番簡単なブランディングの授業 7

言葉は武器だ

人の印象はまず見かけで決まるが、そのイメージを増幅するのも、台無しにするのも、方向を変えるのも、言葉ひとつにかかっている。

人のビジュアルイメージは時とともに急速に色あせるが、ヒネリの効いたひとことは、モノクロ写真のように、いつまでも鮮明だ。そして言葉は独り歩きして遠くの人にキミの人となりを伝えてくれる。

ひとかどの人物で、名言を残していない人はほとんどいない。

かと言って、誰かのカッコいいセリフをパクってもだめだ。ようは、自分の口から出る言葉には、常に頭を働かせろってことだ。常に真剣勝負の気持ちで頭をフル回転させなきゃいけない。もっといい言い方があるんじゃないか? ってね。

確かに語る言葉と作品のクォリティは関係ない。本物の価値があるなら、いつかは日の目をみることだろう。

キミが死んで200年くらいしたらね……。