Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

「サプリ」ってのはとてつもなくひどいドラマだ

2006-07-17 21:43:37 | Weblog
フジテレビ系列でやっている「サプリ」というドラマを見た。始まったばかりだろうが、今夜初めて見た。15分持ちませんでしたわ。あまりに設定がひどい。バイトに企画書書かす広告代理店があるか? 作る上でのあそびもいいけど、越えたらあかん一線もあるはずで、テレビはひょっとしたらゆるいとこがあるのかしらんけど、編集ではまず、有りえんね。某大手出版社では、バイト・契約社員と本社社員の間は厳然とした一線があって、どんなに一生懸命仕事をしていても、社員になることはないんだそうな。それが現実だから夢を、とはいえ、もう二ひねりくらいせんと許されへんで。なんぼ伊藤美咲でもだめ。

和漢朗詠集 酒の29

2006-07-17 21:31:33 | Weblog
昔は丹鳥を聚めて 寸陰を十五年の間に競ひき
今は画熊を迎えて 手を三百盃の後に分かたんとす   順

源 順(したごう)の作。

丹頂は蛍、蛍を集めて15年の間一生懸命勉強した甲斐があり、国守の車に乗り、300人の友人から300盃の酒を飲んでから分かれたように、いま、私も別れようとしています。

自慢ととるのは卑しい見方か。ここは、多くの友人に送られる喜びの詩と素直にとろう。

和漢朗詠集 酒の28

2006-07-13 23:07:53 | Weblog
君と後会せむこと何れの処とか知らむ
我が為に今朝一盃を尽くせ    白

我が為にということは、その前には友のためにおそらく嫌というほど飲んでいたんでしょうな。だからこその、我が為の一杯。二人とも、もう酒は飲めんでえという状況で、なお一杯。
分かるかなあ。わかんねえだろうなあ。

後でえらい目にあうと分かっていても、飲みたい時があるんだよ。女性諸君、分かってくれよ。

美音ちゃんLIVE 情報

2006-07-13 14:50:39 | Weblog
暑中お見舞い申し上げます。梅雨が明けると天神祭。ギャル神輿から10年…今年も25日に四番街の傘踊りと横笛で参加します。暑くて短い夏、一緒に楽しみましょ(^o^)ゞ

●7月13日SUB(谷町9丁目)06-6762-3226毎月第2木曜日/西山満バンド
●7月23日(日)
ライブスポット・アロー
18:45/20:00/\3500/尼崎市武庫之荘1-21-2/06-4962-5664
北野タダオ&グレイビーエイト(ゲスト出演)●7月29日(土)
RUG TIME大阪
19:30/21:00/22:20/\2500 /心斎橋筋2-6-14アクロスビル4F/06-6214-5306
feat:田中洋一(トランペット)
●毎月第3木曜日
IT IS 心斎橋 06-6213-0600
●毎月第4木曜日
PAGGY CLUB 曽根崎 06-6313-2727
●8月6日(日)宮津市『飛天』野外イベント
ご予約は各会場もしくは私までお願い致します(^-^)ノ~~ではまたどこかでお目にかかりたいと思います。
BIO(vocal)

和漢朗詠集 酒の27

2006-07-08 15:39:33 | Weblog
野酌(やしゃく)は卯時の桑葉の露
山畦は甲日の稲花の風  斉名

卯時は朝の6時頃。桑葉の露は酒のこと。
野辺にでて、朝の6時から酒を飲んだら、けっこうきたね。
あぜ道に秋風が吹いたよ。この風は稲を良く実らせるらしいね。

初秋の爽やかな田園風景らしいが、この男、朝帰り何じゃないでしょうか。

和漢朗詠集 酒の26

2006-07-05 22:57:30 | Weblog
菰蘆(ころ)の杓(ひさご)は春の濃やかなる酒を酌む
さくもうの舟は夜の漲る瀬に流る 漁夫 杜旬鶴

漁夫は瓢箪のひしゃくで春さき濃やかに醸された酒を酌んで楽しみ、小舟を夜には、みなぎる水の瀬に流し浮かべて釣りなどをします。

夜に小舟で川遊び、ですか。これも理解がしにくい。

和漢朗詠集 酒の25

2006-07-04 23:55:36 | Weblog
有明のここちこそすれ酒盃にひかげもそひていでぬと思へば  能宣

「ひかげ」は日陰葛と日陰をかけている。
「有明のここちこそすれ」ということは、まだ飲み始めた頃なのだろうか。
盃に日陰葛を浮かべて出した、というのだが、真意がわからん。
「月の光に日影が添って」と解釈しているが、月食なの?

この訳はよくわからん。酒の章の最後の詩である。
「そひていでぬと思へば」である。
この飲み方、何かある。

和漢朗詠集 酒の24

2006-07-02 18:51:44 | Weblog
王勣郷の霞は浪をめぐって脆し
けい康山の雪は流を逐うて飛ぶ

王勣、けい康ともに竹林の七賢。
王勣郷とは王勣が『酔卿記』を書いたので、酔卿のこと。斗酒学生、五斗先生と号した。
水辺で酒を飲みながら見る花びらは、まるで霞のように儚く美しく、
花びらは酔った体に散りかかる花びらは、雪のように飛んで、水に浮かんで流れ去る。

あまりに文学的な酔っ払いの姿。
酔っぱらって時間がとまった世界で、ただ花びらだけが静かに散り、水に流れる。