Toshizoh's Bar

大阪を愛する編集者トシゾーのほろ酔いメッセージ。

「ごっつん盗」に気をつけろ

2007-10-31 21:44:16 | Weblog
産経新聞によると、ベンツなど高級乗用車に軽く追突し、運転者が車外に出たすきに待ち伏せしていた仲間が車ごと盗んで走り去る「ごっつん盗」と呼ばれる自動車盗が、今年に入って大阪府内で急増しているんだと。「ハイテク防犯機器を装備している安心感の裏をかく犯行」っていうけど、犯罪者が知恵を出しているわけじゃなくて、「コンビにダッシュ」に近い、最近の犯罪者の知能低下の現われじゃないだろうか。

公開討論いけず

2007-10-30 12:33:04 | Weblog
新規の仕事がばたばた入り、たいそうめでたい一日だったが、公開討論会には行けず。土曜に行っといてよかった。しかし、ちょっとスタートが早いよ。売れっ子サラリーマンが月曜にさっさと上がれるわけないだろ。あと1時間遅く始まってたら行ったのにな。

『日本語に主語はいらない』

2007-10-29 00:09:41 | Weblog
金谷武洋 講談社選書メチエ

これは、学校で習ってきた国語の文法ってのが、聖徳太子状態だったんじゃないの? という疑問に少しは答えてくれるかもしれない書物です(まだ読み終わってません)。どういうことかっていうと、国語の文法は、平安時代ぐらいからはまあ確立されているものであるとぼくは思い込んでいたし、あたまから覚える事が正しく、そうしなくちゃならん、と思い込まされてきたんだけれど、それにほとんど根拠がなかったんじゃないの? ということです。

ぼくらが教えてもらった日本語の文法ってのは、英語の文法に劣等感を感じた明治のえらいさん方が知恵を振り絞ってつくりあげたもので、根本的にずいぶんあやしいもんにすぎないものだった、って、かんべんしてくれよ。確かに、”日本語”で「私はあなたが好きだ」とは言わんわな。そんな日本語はないよ。

で、その間違いについて、どうも早くから国語学者から批判は出ていたらしいが、話が難しいし、学会も閉鎖的だったんで、一般人は知らんままになっていたようだ。このせんせは、外国人に日本語を教えるうちに「こらおかしい」という思いを抑えきれなくなりこの本を書いたそうである。

なんでこの手の本を、今、自分が読まなければならないと思っているかというと、最近、ハウツーモノで、「良い文章の書き方」的な本があまた出版されており、どうも、その影響を受けた客が増えているのだ。その結果、客の考える「良い文章」というのはおそらくノウハウ本に汚染されているようで、中学校の英語の教科書の日本語訳的な文章なら、客が安心する、ということに気づいたためである。

確かに悪文はあるし、(このブログもまあ悪文だらけなんだろうけど、言い訳になるが、ストレス発散には悪文はけっこう効くんですよ)オフィシャルな文章で悪文はあってはならないが、だからといって正しいが変な日本語に平気でいるというのもまずい、あまりにまずい。

中学校英語の翻訳日本語でことたりるとすれば、日本語のファジイな表現の裏にあるみずみずしさに対する感受性がなくなってしまい、和歌なんてまったく理解できなくなってしまう!

「私は・・・だ」なんて仮面日本語を使っていると、本当の想いを伝えられない、ことだまインポになってしまうぞ。

この手の議論は、中公文庫『日本語で一番大切なもの』のなかで、大野晋と丸谷才一が、なかなか面白いが重たい議論を展開している。

だが、この本を読んでも、ことだまには行き着かない。『言霊の日本史』なんてシリーズをかいている井沢なにがしがいるが、まあ、言霊について語る資格はないよ。

亀田が反省するわけないやろう!!

2007-10-27 19:37:44 | Weblog
亀父の“偽装辞任”が噂されているが、さもありなん。亀田が反省するわけないやろう!!
とはいえ、大阪の吉本関係者がさかんにテレビで亀田擁護をしているが、おまえらそこまで魂テレビに売ってはずかしないか?
亀田の擁護者はあやしい、と記憶してほしい。
くずはどこまでいってもくず。あんなやつは大阪にようさんおる。

ローカル・マニフェストの討論会に行ってきた

2007-10-27 19:14:00 | Weblog
阿倍野区民センターに「どうすんねん!大阪のまちと未来」をテーマとするローカル・マニフェストの討論会にいってきた。
聴衆は約200人。少ないやないけえ! 司会の今井さんによると、テレビに情報提供したが無視されたんだと。あほう!!
ショーとしてもなかなか面白いねんけどな。はしづめせんせの腰巾着軍団もきてなかったしなあ。
で、本日のレポート。
入り口前では、あやしげな(というほどでもないが)大阪市24区市民連絡会が「市長候補者への公開質問内容」というペーパーを配っていた。7つの設問にそれぞれの候補者が答えているのだが、関のじいさんは全く答えず。はしづめせんせはそれなりに答えていたが、驚いたのが、平松ちゃんが全ての質問にびっしりまじめに答えていること。これは凄い。よっぽどいいブレーンがいると見た。討論のテーマは、現在の改革について、公共交通の民営化について、第3セクターの累積債務について、大阪の未来像について、分権・自治のまちづくりについて。
で、討論が始まったのだが、関のじいさんは相変わらずの関節で、とほほ、なんだが、「行革を進める」というメッセージはやっぱり強いよ。
意外と存在感を感じたのが姫野前議員。K産党公認というのはおいといて、「任せて安心」感は一番でしたな。
平松ちゃんは期待通りだったんだけど、第3セクターの話のときに、きちんと数字を抑えて話をしたのはちょっと感心した。「ニュースの見方」が効いてますな。
はしづめせんせは、妙に軽い! あかんで、あんなちゃちゃ入れしたら。大阪人の悪いいちびり癖を出してる場合ちゃうで。まちづくりの話になったらさすがに面目躍如なんだが、しゃべり方とか、ちょっとちがうで・・・・
個人的には、第3セクターのところが一番面白かった。
関じいの名言「ボトムアップで決めたのでガバナンスがなかった(だから公文書が残ってない)」んだと。そんな言い訳あるかボケ!
前にも言ったが、はしづめせんせは市内貧困層に訴えられなければ負け。
関じいの継続になったら俺は市を出る。
なにはともあれ、面白くなってきた。
29日午後7時からは、中央公会堂大集会室で、大阪JCが主催する討論会があるんやでえ。みんなこいよ!

はしづめせんせ事務所開き

2007-10-27 10:47:28 | Weblog
10月28日(日)11:00〜12:00、中央区伏見町3-3-3 芝川ビル1階にて。

※公職選挙法と政治資金規制法により、現金や料理・弁当・お酒・ビール・ジュースなどの飲食物を受け取ることは出来ませんのでご注意下さい。

「参加していただくことが、はしづめ紳也への何よりの応援になります」だと。

『桃太郎と邪馬台国』 講談社現代新書 前田晴人

2007-10-26 21:51:47 | Weblog
ふざけたタイトルの本である。しかし、重要な示唆があると感じた。大阪をいかにとらえるか、という事に関して。めっちゃはしょって書くので、???な人はぜひこの本を読んでください。桃太郎の話もあるが、一寸法師と住吉大社の謎から本書は始まる。
一寸法師が鬼退治に向かった、その先は、淀川の河口、難波八十島であった。西淀川の御幣島周辺とも予想しているが、田蓑島であり、現福島周辺であった可能性もある。昔、福島は餓鬼島とよばれており、「そりゃねえだろう」と菅原道真が改名してくれたのだ、そうな。
つまり、王都、京都の穢れの集積地、難波(なにわ・なんばじゃねえぞ)。
大阪生まれの現大阪市民でありながら、いや、大阪を愛すればこそ、過剰な思い入れを排して、本当の大阪と向き合いたいのだ。そこからしか本当の未来は始まらないであろうから。

倭国と日本、その溝が埋まりそうで埋まらない。

今、栄えているところは、すべからく古代の要衝ではなかった、という仮定が俺の中で根付きつつある。

聖徳太子は虚像で、実体は九州王朝=倭国の王タリシヒコ。
そのはなしと宇陀・箸墓の歴史が俺の中でつながらない。

森之宮には物部守屋の住居があったそうな。

河内湖の幻が、ときに、強烈にフラッシュバックする。