今回の湯巡りでは、長野県小谷村の温泉施設を巡りましたが、その締めの温泉として、若栗温泉 乗鞍荘を選択しました。乗鞍荘は、白馬乗鞍スキー場の麓にある施設です。冬はスキーヤーやボーダーで賑わうであろうこの界隈も、この季節は人がおらずひっそりとしています。温泉を目的として訪れるなら、やはりグリーンシーズンが狙い目でしょう。
実は「乗鞍荘」という温泉宿は、長野県内にもう一つあります。乗鞍高原温泉の「乗鞍荘」です。これはどちらも「乗鞍岳」という山の麓にあることに起因しています。一つは白馬連峰の乗鞍岳(混同しないよう「白馬乗鞍岳」と呼ばれることが多い)、もう一方は飛騨山脈南部の乗鞍岳です。双方共に山麓に温泉とスキー場があって、シチュエーションが似ておりちょっと紛らわしいです。
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「深山の湯」のお湯が良かったので、同じ源泉を使っている来馬温泉 風吹荘にも寄ってみることにしました。風吹荘は深山の湯から車で2~3分の所にある一軒宿です。
料金400円を支払い、浴室の前まで行くと、来馬温泉についての解説が掲示してありました。来馬温泉は風吹荘源泉(約35℃)と北小谷源泉(約75℃)の混合泉で、二つの源泉を混ぜ合わせることで適温になっているとのこと。単独ではぬる過ぎ、あつ過ぎの温泉同士を、加温、加水せずに混ぜ合わせることで利用するというのは良い方法だと思います。もちろん、それぞれの源泉そのままを味わってみたいという気持ちもありますが…。 . . . 本文を読む
宿泊先の姫川温泉 ホテル白馬荘を後にし、国道148号を南下、「道の駅 小谷」を目指します。「道の駅 小谷」には日帰り温泉施設「深山の湯」が併設されていて、ここのお湯がなかなか良いのです。以前訪れたのが温泉巡りを始めた初期の頃で、もう4年前のことになるので、変わりってないか確かめてみることにしました。
「道の駅 小谷」に到着すると、午前10時前だというのに既にかなりの混雑。さすが3連休の中日です。このことはある程度予想していたことなので、混まないうちにと深山の湯の営業開始時間10時きっかりに受付(売店のレジと兼用)で料金500円を払い入場しました。 . . . 本文を読む
猫鼻の湯での入浴を終え、この日の宿泊先である姫川温泉 ホテル白馬荘へと向かいます。姫川温泉は小谷村でも北端に位置していて、姫川を挟んで対岸は新潟県です。白馬方面から姫川温泉に行くにあたっては、一旦新潟県に出てから再び長野県に入る形になります。
姫川温泉は現在、ホテル白馬荘と湯の宿 朝日荘の2軒で成り立っています(もう1軒のホテル國富 翠泉閣は少し離れていて対岸の新潟県側にある)。以前はもう1軒ホテルがあったようですが今は無くなっていて、跡地に日帰り温泉施設でしょうか、「瘡の湯」という施設が建設中でした。 . . . 本文を読む
国道148号線を小谷村の中心街から糸魚川方面に向かうと、新潟県境の少し手前で「露天風呂」「営業中」などと書かれた幟旗がたくさん掲げられている場所があります。看板に導かれて姫川の河原方面へ脇道を入り、しばらく未舗装の道を行くと仮設風の建物が見えてきます。これが平成23年にオープンした「猫鼻の湯」です。以前あった施設が水害によって流されてしまったのが、2年前に復活したとのこと。小谷村のパンフレットやHPには掲載されていないので、知る人ぞ知る温泉施設です。 . . . 本文を読む
小谷温泉 大湯元 山田旅館は、雨飾高原露天風呂や雨飾荘から少し山を下った所にある温泉旅館です。本来の小谷温泉は山田旅館がある場所であり、雨飾高原露天風呂や雨飾荘は小谷温泉奥の湯という扱いになっています。
小谷温泉は450年ほど前に発見されたとされる歴史ある温泉で、山田旅館の建物も本館が江戸時代末期の建築、新館が大正3年の建築と非常に古いものであり、国の登録有形文化財になっているほどです。山田旅館を眺めていると、100年くらいタイムスリップしたよう。それでも建物はよく手入れされていて、古さといった負のイメージはほとんど感じません。 . . . 本文を読む
雨飾高原露天風呂に入湯後、すぐ近くにある雨飾荘にも立寄りました。正直露天風呂では虫の攻撃に遭いゆっくりしていられなかった(蚊3匹撃退も1ヶ所刺される)ので、同じ源泉を使用している雨飾荘で入り直したかったのです。
雨飾荘は、元々別の場所にあり、現在の雨飾荘の場所には「栃の樹亭」という施設があったようですが、「栃の樹亭」が廃業した後に雨飾荘が移ってきたとのこと。平成21年5月開業ということで、施設はまだ新しく綺麗です。日本百名山の一つ「雨飾山」の登山基地として、お昼時には随分と賑わっていました。 . . . 本文を読む
奉納温泉入湯後、小谷温泉を目指して移動。奉納温泉から見て小谷温泉は山一つ向こう側になります。無難に行くなら一旦国道148号線に出るルートが確実ですが、遠回りになるので山越えのルートを選択。そうしたら細くてくねくねしたとんでもない道でした。通常の国道148号線から県道114号線を通るルートなら、それほど苦もなく小谷温泉に辿り着けます。
小谷温泉でまず向かったのが、小谷温泉でも最奥にある小谷温泉奥の湯の「雨飾高原露天風呂」です。 . . . 本文を読む
9月最初の3連休、自由にできる時間ができたので、長野県小谷村の温泉巡りを決行しました。前月も山梨県の湯巡りをしたばかりなので、なんだかんだ言って温泉には行っていますね。本当は足元湧出泉がある渋御殿湯等、個性豊な温泉がある蓼科高原方面で湯巡りを考えていたのですが、宿が取れなかったので小谷村を目的地としました。小谷村も魅力的な温泉が多い地域なのです。
まず湯巡りの最初に向かったのが「奉納温泉」。朝8時から営業しているのでトップバッターにはもってこいです。ちなみに「奉納」は「ほうのう」でなく「ぶのう」と読みます。 . . . 本文を読む
「シェーンガルテンおみ」は、麻績村にある聖山の麓に立つ公営の宿泊施設です。宿泊施設としてはそれほど大きくないですが、麻績村という小さな村にある割には立派なレストランや庭園が併設されていてちょっとびっくり。こんな所にあって人が来るのだろうかと心配しながら中に入ると、それなりに賑わっていて一安心しました。どうやらレストランでデザートビュッフェの企画があり、それで賑わっていたようですね。またレストランの他にも、宴会部屋が何室か使われていたので、宴会などでの使用頻度も高そうです。 . . . 本文を読む
坂北荘は、県立自然公園「差切峡」の入口に位置する筑北村営の日帰り温泉施設です規模はよくある村の保養施設といった感じで、宿泊はできませんが食堂と休憩室があります。
差切峡温泉の泉質は単純硫黄冷鉱泉です。筑北地域には日帰り入浴ができる温泉施設が5箇所ありますが、いずれも冷鉱泉。高温泉に恵まれている長野県の中でも珍しい地域です。東京などのように1,000m以上掘れば熱い温泉も出ると思いますが、そこ . . . 本文を読む
「ホテルアスティかたおか」は、塩尻市北東部にあるJAが経営するホテルです。崖の湯温泉 薬師平茜宿とは車で10分ほどしか離れておらず、山の中腹にあるあたりもシチュエーションはよく似ています。
ホテルと言っても外観は保養施設といった感じで、中に診療所があったりします。山奥にあるので空いているのかなと思って訪問するも、結構な数のお客に驚いてしまいました。地元の人の会合や宴会で重宝されているようですね。 . . . 本文を読む
崖の湯温泉は、松本市の南部、塩尻市に程近い高ボッチ山麓にある小規模な温泉地です。傾斜地に温泉旅館4軒ほどで小さな温泉街が形成されていて、その中で薬師平 茜宿は最も麓にある施設になります。
松本は普段は雪が少ない地域でなのですが、数日前の爆弾低気圧(南岸低気圧)の影響でこの日は20cmほどの積雪がありました。崖の湯温泉も雪に覆われ、まるで北信の鄙びた温泉地のようでした。
薬師平 茜宿は、外観は豪農の古民家を移築したという民芸風な造り。中に入ると少し鄙びた昭和のホテルのようです。鳥の剥製がいっぱい飾ってあったりするのも昔風ですね。 . . . 本文を読む
奥白馬温泉は、白馬コルチナスキー場にあるホテルグリーンプラザ白馬に引かれている温泉です。地下1,221mから湧出した温泉で、平成21年からホテルの大浴場に引かれるようになりました。泉質は美肌作りに効果があるといわれるナトリウム-炭酸水素塩泉(重曹泉)で、「白馬コルチナ 美人の湯」と命名されています。 . . . 本文を読む
松茸山荘は、旧四賀村(現松本市)の山間にある公共の宿。国道143号から脇道にそれ5分ほど山中を行くと、突然立派な施設群が現れます。
松茸山荘には本館と別館東山館があって、それぞれに別源泉の温泉が引かれているのですが、今回は別館東山館の温泉に入湯しました。 . . . 本文を読む