リバーサイド上田館の次は、タクシー会社1軒を挟んで北側にある國楽館 戸倉ホテルを訪問しました。こちらは大規模ホテルである上田館から一転して、小さな温泉旅館の風情です。ホテルという名前からは想像できない外観ですね。特に玄関の造りは昭和初期を彷彿とさせる佇まいです。
中に入り、女将さんに無料入浴をお願いすると、「今日はどこが入れないんだい?向かいの千曲館は?」と逆に質問されました。どうやらイベント中の温泉施設間での情報のやり取りはあまりないようです(ちなみに向かいの遊子 千曲館は、この日は無料開放されていませんでした)。
受付した後、女将さんに浴室まで案内してもらいました。外観だけでなく、建物の中もかなりレトロ。 . . . 本文を読む
平成25年9月26日、この日は信州戸倉上山田温泉で行われている「ふろの日無料入湯イベント」(4~9月)の最終日。平日の木曜日ではありますが、この先もあるかどうか分からないイベントなので、夏季休暇を利用して参加してきました。
まず1軒目として、戸倉温泉に分類されるリバーサイド上田館を訪問。上田館と言えば、私の年代の長野県民にはなじみ深いホテルです。なぜかと言うと、最近は流れなくなりましたが、昔は頻繁に上田館のテレビCMが流れていたからです。バニーガール風のリスのキャラクターが踊りながら「シャバダバダ、上田館~♪」と歌うCMは、子供ながらにしてインパクトの強いCMでした。 . . . 本文を読む
この日の締めと考えていた前施設での入浴が、何とも消化不良で終わってしまったので、帰り道の途中でどこか1箇所、温泉施設に寄っていくことにしました。帰り道の道沿いにある「美麻温泉 ぽかぽかランド美麻」が一番の候補でしたが、日曜日の午後で混雑が予想されるため、少し帰り道から逸れた所にある「もくじき荘」に寄ることにしました。
もくじき荘は、旧美麻村(現大町市)の中心と旧信州新町川口(現長野市)を結ぶ県道394号線沿いにあります。周りに何もない山間にポツンと建っており、途中に看板等もないので、事前に場所を調べておくかカーナビに頼らないと辿り着けそうもありません。今回はカーナビの力を借りて無事到着しました。 . . . 本文を読む
今回の湯巡りでは、長野県小谷村の温泉施設を巡りましたが、その締めの温泉として、若栗温泉 乗鞍荘を選択しました。乗鞍荘は、白馬乗鞍スキー場の麓にある施設です。冬はスキーヤーやボーダーで賑わうであろうこの界隈も、この季節は人がおらずひっそりとしています。温泉を目的として訪れるなら、やはりグリーンシーズンが狙い目でしょう。
実は「乗鞍荘」という温泉宿は、長野県内にもう一つあります。乗鞍高原温泉の「乗鞍荘」です。これはどちらも「乗鞍岳」という山の麓にあることに起因しています。一つは白馬連峰の乗鞍岳(混同しないよう「白馬乗鞍岳」と呼ばれることが多い)、もう一方は飛騨山脈南部の乗鞍岳です。双方共に山麓に温泉とスキー場があって、シチュエーションが似ておりちょっと紛らわしいです。
. . . 本文を読む
「深山の湯」のお湯が良かったので、同じ源泉を使っている来馬温泉 風吹荘にも寄ってみることにしました。風吹荘は深山の湯から車で2~3分の所にある一軒宿です。
料金400円を支払い、浴室の前まで行くと、来馬温泉についての解説が掲示してありました。来馬温泉は風吹荘源泉(約35℃)と北小谷源泉(約75℃)の混合泉で、二つの源泉を混ぜ合わせることで適温になっているとのこと。単独ではぬる過ぎ、あつ過ぎの温泉同士を、加温、加水せずに混ぜ合わせることで利用するというのは良い方法だと思います。もちろん、それぞれの源泉そのままを味わってみたいという気持ちもありますが…。 . . . 本文を読む
宿泊先の姫川温泉 ホテル白馬荘を後にし、国道148号を南下、「道の駅 小谷」を目指します。「道の駅 小谷」には日帰り温泉施設「深山の湯」が併設されていて、ここのお湯がなかなか良いのです。以前訪れたのが温泉巡りを始めた初期の頃で、もう4年前のことになるので、変わりってないか確かめてみることにしました。
「道の駅 小谷」に到着すると、午前10時前だというのに既にかなりの混雑。さすが3連休の中日です。このことはある程度予想していたことなので、混まないうちにと深山の湯の営業開始時間10時きっかりに受付(売店のレジと兼用)で料金500円を払い入場しました。 . . . 本文を読む
猫鼻の湯での入浴を終え、この日の宿泊先である姫川温泉 ホテル白馬荘へと向かいます。姫川温泉は小谷村でも北端に位置していて、姫川を挟んで対岸は新潟県です。白馬方面から姫川温泉に行くにあたっては、一旦新潟県に出てから再び長野県に入る形になります。
姫川温泉は現在、ホテル白馬荘と湯の宿 朝日荘の2軒で成り立っています(もう1軒のホテル國富 翠泉閣は少し離れていて対岸の新潟県側にある)。以前はもう1軒ホテルがあったようですが今は無くなっていて、跡地に日帰り温泉施設でしょうか、「瘡の湯」という施設が建設中でした。 . . . 本文を読む
国道148号線を小谷村の中心街から糸魚川方面に向かうと、新潟県境の少し手前で「露天風呂」「営業中」などと書かれた幟旗がたくさん掲げられている場所があります。看板に導かれて姫川の河原方面へ脇道を入り、しばらく未舗装の道を行くと仮設風の建物が見えてきます。これが平成23年にオープンした「猫鼻の湯」です。以前あった施設が水害によって流されてしまったのが、2年前に復活したとのこと。小谷村のパンフレットやHPには掲載されていないので、知る人ぞ知る温泉施設です。 . . . 本文を読む
小谷温泉 大湯元 山田旅館は、雨飾高原露天風呂や雨飾荘から少し山を下った所にある温泉旅館です。本来の小谷温泉は山田旅館がある場所であり、雨飾高原露天風呂や雨飾荘は小谷温泉奥の湯という扱いになっています。
小谷温泉は450年ほど前に発見されたとされる歴史ある温泉で、山田旅館の建物も本館が江戸時代末期の建築、新館が大正3年の建築と非常に古いものであり、国の登録有形文化財になっているほどです。山田旅館を眺めていると、100年くらいタイムスリップしたよう。それでも建物はよく手入れされていて、古さといった負のイメージはほとんど感じません。 . . . 本文を読む
雨飾高原露天風呂に入湯後、すぐ近くにある雨飾荘にも立寄りました。正直露天風呂では虫の攻撃に遭いゆっくりしていられなかった(蚊3匹撃退も1ヶ所刺される)ので、同じ源泉を使用している雨飾荘で入り直したかったのです。
雨飾荘は、元々別の場所にあり、現在の雨飾荘の場所には「栃の樹亭」という施設があったようですが、「栃の樹亭」が廃業した後に雨飾荘が移ってきたとのこと。平成21年5月開業ということで、施設はまだ新しく綺麗です。日本百名山の一つ「雨飾山」の登山基地として、お昼時には随分と賑わっていました。 . . . 本文を読む
奉納温泉入湯後、小谷温泉を目指して移動。奉納温泉から見て小谷温泉は山一つ向こう側になります。無難に行くなら一旦国道148号線に出るルートが確実ですが、遠回りになるので山越えのルートを選択。そうしたら細くてくねくねしたとんでもない道でした。通常の国道148号線から県道114号線を通るルートなら、それほど苦もなく小谷温泉に辿り着けます。
小谷温泉でまず向かったのが、小谷温泉でも最奥にある小谷温泉奥の湯の「雨飾高原露天風呂」です。 . . . 本文を読む
9月最初の3連休、自由にできる時間ができたので、長野県小谷村の温泉巡りを決行しました。前月も山梨県の湯巡りをしたばかりなので、なんだかんだ言って温泉には行っていますね。本当は足元湧出泉がある渋御殿湯等、個性豊な温泉がある蓼科高原方面で湯巡りを考えていたのですが、宿が取れなかったので小谷村を目的地としました。小谷村も魅力的な温泉が多い地域なのです。
まず湯巡りの最初に向かったのが「奉納温泉」。朝8時から営業しているのでトップバッターにはもってこいです。ちなみに「奉納」は「ほうのう」でなく「ぶのう」と読みます。 . . . 本文を読む