としぼ~の湯巡りブログ!

温泉巡り100箇所達成を記念してブログ設立!長野県北信地方を中心とした温泉巡りのレポートを、気ままに綴っていきます!

信州戸倉上山田温泉 さらしなの月うさぎ

2022-12-03 00:39:46 | 長野県(北信)の温泉
 「さらしなの月うさぎ」は、ホテル圓山荘が駐車場の一角に建設した貸切風呂専門の温泉施設です。4月15日にグランドオープンしたので、訪問する機会を窺っていたのですが、戸倉上山田温泉に用事ができたことから、この機会に利用してみることにしました。
 当該施設の建物近くに車を止め、ホテルのフロントで受付ということなので家族を置いて1人で行くと、「さらしなの月うさぎ」にはホテルの中を通って行かなければならないことが判明、車の中で待っていた家族を急遽呼び寄せることに。フロントでカードキーを渡され、貸切風呂へと向かいました。

 「さらしなの月うさぎ」は、ホテル圓山荘と廊下で繋がっていますが、一応別棟です。建物の入口は鍵が掛かっているので、カードキーで開けて入ります。するとすぐに下駄箱があり、その先に8つの貸切風呂の部屋が並んでいました。今回予約したのは定員4名タイプの宵(yoi)という部屋で、再びカードキーを使い扉を開け、部屋の中へと入りました。

 中に入ると、脱衣所は子連れの4人家族には十分な広さがあります。机一つに大きな椅子が2脚あって、座り心地がとても良かったです。またエアコンも設置されていて室温は適温に保たれていました。建設されたばかりで綺麗だというのも相まって、非常に快適な空間でしたね。


 浴室の方も、子連れの4人家族には丁度よい広さ。こちらも綺麗で快適です。ただ浴槽は大人4人だときつめで、洗い場は2か所という設定なので、大人4人だったら6人用の浴室の方がいいかもしれません。あと何故かシャンプー&ボディソープの設置なしです(環境に配慮してと言っていますが…)。
 そして肝心のお湯の方はというと、浴槽からは投入された湯と同じ量だけオーバーフローしており、循環併用なしのかけ流しです。温泉施設が浴槽の数を増やすとよくあるのが、お湯が足りないので加水し循環使用するというパターンで、ここもそうかもと思っていたのですけど、いい意味で裏切られました。加水も循環もせず(加温はあり)浴槽数を増やせているのというのは、それだけ湯量が豊富ということなのでしょう。さすが戸倉上山田温泉ですね。

 さらに浴槽に満たされているのは無色透明、硫黄臭、硫黄・微苦・渋味ありの湯で、戸倉上山田温泉の湯としては若干おとなしいような気がしますが、良い湯であることは間違いありません。今まで戸倉上山田の湯は何箇所も入って来たけれど、はずれがほとんどありません。本当に湯のレベルが高い温泉地です。


 泉質はアルカリ性単純硫黄泉で、源泉は千曲温泉1,2,3,4号源泉と中央源泉の混合泉です。千曲温泉1,2,3,4号源泉は瑞祥や千曲館で入浴していますが、中央源泉は初めて。戸倉上山田温泉の源泉は集中管理的ではあるけれど、源泉は何種類かはあるから、結構バリエーションがあります。無色透明が主でありながら、時にエメラルドグリーンであったり、白濁であったり、その中間であったり…。硫黄泉特有の色の変化が見られるのもいいところですね。千曲温泉1,2,3,4号源泉は瑞祥では青味がかった白濁を呈したりしてなかなか個性的なのですが、ここの湯は無色透明。小ぶりの浴槽のため湯が新鮮で色付いていないのかも知れないし、中央源泉の影響かも知れません。

 一方、湯温は42℃くらいで、子供達には少し熱いレベルでした。仕方ないので蛇口から冷水を投入したものの、熱い源泉が常に投入されているのでなかなか湯温は下がらず。まあこの湯温については下手に加水すると湯質も落ちてしまうので、致し方ないところです。なお、湯の使用法では加温ありとなっていたけれども、この日は気温が高かった(約30℃)ので加温はしてなかったかも知れません。

 せっかくの貸切(1時間)なので、ゆっくりと浸かっていたかったですが、子供達や妻はさっさと上がってしまったので、それに合わせてあまりゆっくりという感じにはなりませんでした。それでいて気が付けば部屋を退室する頃には1時間くらいになっていたので、結局は慌ただしい感じになってしまいます。これで約3,000円を相応とみるか、高いとみるか。うちの家族にしてみれば、周りを気にせずに温泉に入れるのだから、これはこれで相応の価値はあるかなと感じました。そこそこ高額なので頻繁に使用することはできないけれど、たまにイベントの一つとして利用するにはいいですね。こういった施設は長野県ではまだ少ないので、もっと増えてくれることを願うばかりです。

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