鉄道模型・色差し三昧

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京王電鉄6722編成を観察する

2008年09月05日 | ともかく視る…実車観察記 
先日乗ってきた、京王電鉄動物園線用の6722編成を取り上げます。
ワタシの故郷の電車です。

もともとは多摩動物公園への行楽客を運ぶため、1964(昭和39)年に開業した路線です。
1978(昭和53)年に中央大学が移転してきてからは学生の利用客も増え、
8輌編成の専属車が往復していました。
ところが2000(平成12)年に多摩都市モノレールが開業すると利用客が減り始め、
同年10月20日から4輌編成によるワンマン運転が始まりました。
6722編成は、この専用車として整備された編成です。

幼いころから親しんだ路線が、合理化の波に洗われるのは寂しいことです。
長いホームを持て余していたりします。
今回驚いたのは、線路内の除草が行き届いていないこと。
レールが半ば雑草に埋まったところもありました。
どこかの引き込み線じゃぁないんだからさぁ…。

再掲する画像ですが、編成の全体像です。

手前側が京王八王子方で、順にクハ6772、デハ6072、デハ6022、クハ6722と編成されます。

デハ6022のパンタグラフ周辺です。
画像が小さくて、ごめんなさい。

ヒューズ箱が二つ並んでいます。

こちらはデハ6072で、新製時はパンタグラフがありませんでした。
当時は5輌編成だったためで、4輌編成に改変されたときに搭載されました。

ヒューズ箱の形状が違うのがわかるでしょうか?
廃車発生品と思われます。

クハ6722の先頭部です。

車体裾の仕上げかたが、たぶん、それまでの6000系と違います。
外板の腐食対策が強化されているように見えます。

クハ6722の京王八王子方台車には、塗油器が取り付けられています。

動物園線は急勾配と急曲線が連続するので、いつの時代も塗油器装備車が専属車として使用されてきました。
レールと車輪フランジの摩耗を防ぐためです。

運転台に「セラジェット装備車」という表示がありました。
デハ6022の多摩動物園方台車に取り付けられているこの装置が、たぶんそれでしょう。

憶測でモノを言っていますが、セラミックの粉末を撒くことで、空転を防ぐものと思います。
機関車の砂撒き装置と同じようなものでしょう。

各車の妻板には、非常用ドアコックがあります。
赤い三角の表示がなかなか目立ちます。

奥に見える棒連結器は、JRのものと違って中心に継ぎ目がありません。

いずれ、側面の動物のイラストについても取り上げます。

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コメント (4)
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