トランスシューター

（原題：DIRECTOR）
【2008年・アメリカ】DVDで鑑賞（★★☆☆☆）

映画監督になることを夢見る女性が、犯罪者に加担していく様を描いたクライム・アクション。

フロリダ州の刑務所に２人の男…JR（スティーヴン・ケイ）とマーク（マイク・パリス）が護送される。
その７ケ月前。客とトラブルを起こして仕事をクビになったダンサーのアドリアーナ（クローディア・ダヴィラ）は、ヴェネゼエラから密入国してマイアミにやってくる。映画監督になることを夢見ていたアドリアーナは、ネットの急募で映画監督を捜していたJRと知り合うことになる。仕事の内容を聞くと、宝石店を強盗するフェイクドキュメンタリーを撮影するために、監督を捜していたとのこと。アドリアーナは快諾し、JRの弟マークと、仲間のブル（プロディガル・サン）と共に宝石店を襲撃する。しかし、それがフェイクではなく、本当の強盗だと知り、憤慨するアドリアーナ。しかし後に引くこともできず、今度は絵画を強奪する４人。やがて撮影を行いながら強奪を繰り返す彼らは、「ムービー・ギャング」と呼ばれるようになる…。



便乗B級映画祭り開催中。
これはまったく元ネタとは関係ない作品なんだけど、日本のDVD販売会社が有名作品のパッケージとタイトルをマネて作ったパターンの便乗B級映画。
もちろんネタにされた作品は、「トランスポータ－」、「トランスポータ－２」、「トランスポータ－３ アンリミテッド」シリーズですね。

じつはこの便乗B級映画にはもう１本「トランス・ミッション」というのがあり、こちらも元ネタとはまったく関係ない系。

一度、こいうタイトル決定会議に参加してみたいもんですね♪



こういうのを観ていると、劇場公開される作品って、ものすごくちゃんとしているということが分かります（苦笑）。
とにかく無駄なカットが多すぎ。
これはマイアミの観光ビデオか！

そして脚本がどうしようもなく稚拙ね。
JRがアドリアーナを仲間に引き入れる意味が分からないし、オープニングで２人の護送シーンを入れる意味も分からない。
普通はそこから時間を遡りして、オープニングのシーンに到達したら、さらなる展開が待ち受けるはずなのに…。

DIRECTOR '09 trailer (by Aleks Rosenberg)


なかなか、満足できる便乗Ｂ級映画に出会えるのは難しいですのぉ。
でも出会えた時の感動は、堪らないモノがありますので、この祭りは定期的に行っていきます～♪
幅な椅子でー♪

監督・脚本・撮影・製作はアレックス・ローゼンバーグ。

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■これはかな～り面白かった便乗Ｂ級作品

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■全然元ネタじゃないんだけど、タイトルとパッケージをパクられた作品はこちら

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