(原題:1408)
【2007年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
第21回東京国際映画祭特別招待作品。
スティーブン・キングの短編小説「一四0八号室」を原作にしたスリラー映画。
幽霊ホテルや心霊スポットなど呪われた場所を取材し、執筆して生計を立てているオカルト作家のマイク・エンズリン(ジョン・キューザック)。ある日、エンズリンの元に1枚の葉書が届けられる。そこには『Don't Enter 1408(1408号室に入っては行けない)』と書かれていた。興味を惹かれたマイクは、ロサンゼルスからニューヨークにあるドルフィンホテルに向かう。エンズリンは取材のため1408号室に泊まろうとするが、支配人のジェラルド・オリン(サミュエル・L・ジャクソン)は頑にそれを拒否する。このホテルが創業してから今までに56人の人間が1408号室で自殺している事、自殺以外でも22人が不審な死を迎えている事…などを説明するが、幽霊など全く信じていないエンズリンはこれをホテルの客寄せの手段だと疑わない。根負けしたオリンはエンズリンを1408号室に案内する。その部屋でエンズリンが体験した事とは…。

これってキング原作映画史上最高のオープニング記録を打ち立てたんですってね。
「グリーンマイル」や「ミスト」を軽く抜いちゃったらしい。
ちょっと前に日本人の及川中監督するハリウッド映画「1303号室」(原題:APARTMENT 1303)を観ましたが、真逆のアプローチですね。
ホラーというよりはスリラー。
原作を読んでいないので何とも言えませんが、オチがだいぶ違うのかな?

1912年10月に開業したドルフィンホテル。
以後、95年の歴史の中で、1408号室に宿泊した56人すべてが死亡。
7人が投身自殺。
5人が首つり自殺。
4人が薬物自殺。
3人が切断死。
2人が窒息死…。
この部屋に入って1時間以上持ちこたえた人間はいないという曰く付きの部屋。
窓枠が自然に降りて閉まってしまう。
使ったハズのトイレットペーパーがキチンと元に戻っている。
こんな現象は序の口レベル。
突然カーペンターズの『愛のプレリュード』が流れ、デジタル時計が60からのカウントダウンを始める。
ある程度ホラーを見慣れているともやですが、予測もつかない展開にかなりドキドキしました。
わお、こんなドキドキを味わうのは久しぶり~♪
ただ中盤あたりからドキドキ感は薄れ、どんなオチにするんだろう? とそればかり気になり始めました。
個人的にはあのオチはちょっと物足りないかな?
ちょっとネタバレね。
特に説明はないのだが、この部屋は泊まった人間の弱点(弱い部分)を投影させ、狂気に導いて行くようだ。
エンズリン自身も幼い娘ケーティ(ジャスミン・ジェシカ・アンソニー)を病気で亡くし、そこから立ち直れない弱さを持っていた。
何故エンズリンだけが、部屋に打ち勝ち、生還できたのか?
(死んだ娘が力を貸してくれた…というわけでもない)
いっそ「シャイニング」のように、部屋が見せる狂気に取り込まれて死んでしまうバッドエンディングの方がしっくり来たかな?
監督はミカエル・ハフストローム。
この監督の「ポゼッション」って、ともや観てるわん。
スウェーデン製のホラーって初めて…って観たけど、なかなか面白かったのを覚えてます。
1408 - Official Trailer
2008年11月22日公開
【2007年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
第21回東京国際映画祭特別招待作品。
スティーブン・キングの短編小説「一四0八号室」を原作にしたスリラー映画。
幽霊ホテルや心霊スポットなど呪われた場所を取材し、執筆して生計を立てているオカルト作家のマイク・エンズリン(ジョン・キューザック)。ある日、エンズリンの元に1枚の葉書が届けられる。そこには『Don't Enter 1408(1408号室に入っては行けない)』と書かれていた。興味を惹かれたマイクは、ロサンゼルスからニューヨークにあるドルフィンホテルに向かう。エンズリンは取材のため1408号室に泊まろうとするが、支配人のジェラルド・オリン(サミュエル・L・ジャクソン)は頑にそれを拒否する。このホテルが創業してから今までに56人の人間が1408号室で自殺している事、自殺以外でも22人が不審な死を迎えている事…などを説明するが、幽霊など全く信じていないエンズリンはこれをホテルの客寄せの手段だと疑わない。根負けしたオリンはエンズリンを1408号室に案内する。その部屋でエンズリンが体験した事とは…。

これってキング原作映画史上最高のオープニング記録を打ち立てたんですってね。
「グリーンマイル」や「ミスト」を軽く抜いちゃったらしい。
ちょっと前に日本人の及川中監督するハリウッド映画「1303号室」(原題:APARTMENT 1303)を観ましたが、真逆のアプローチですね。
ホラーというよりはスリラー。
原作を読んでいないので何とも言えませんが、オチがだいぶ違うのかな?

1912年10月に開業したドルフィンホテル。
以後、95年の歴史の中で、1408号室に宿泊した56人すべてが死亡。
7人が投身自殺。
5人が首つり自殺。
4人が薬物自殺。
3人が切断死。
2人が窒息死…。
この部屋に入って1時間以上持ちこたえた人間はいないという曰く付きの部屋。
窓枠が自然に降りて閉まってしまう。
使ったハズのトイレットペーパーがキチンと元に戻っている。
こんな現象は序の口レベル。
突然カーペンターズの『愛のプレリュード』が流れ、デジタル時計が60からのカウントダウンを始める。
ある程度ホラーを見慣れているともやですが、予測もつかない展開にかなりドキドキしました。
わお、こんなドキドキを味わうのは久しぶり~♪
ただ中盤あたりからドキドキ感は薄れ、どんなオチにするんだろう? とそればかり気になり始めました。
個人的にはあのオチはちょっと物足りないかな?
ちょっとネタバレね。
特に説明はないのだが、この部屋は泊まった人間の弱点(弱い部分)を投影させ、狂気に導いて行くようだ。
エンズリン自身も幼い娘ケーティ(ジャスミン・ジェシカ・アンソニー)を病気で亡くし、そこから立ち直れない弱さを持っていた。
何故エンズリンだけが、部屋に打ち勝ち、生還できたのか?
(死んだ娘が力を貸してくれた…というわけでもない)
いっそ「シャイニング」のように、部屋が見せる狂気に取り込まれて死んでしまうバッドエンディングの方がしっくり来たかな?
監督はミカエル・ハフストローム。
この監督の「ポゼッション」って、ともや観てるわん。
スウェーデン製のホラーって初めて…って観たけど、なかなか面白かったのを覚えてます。
1408 - Official Trailer
2008年11月22日公開
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『ミスト』もそうですが、そういう展開に持っていくのもありですよね。DVDの特典映像辺りで違った展開があるといいですね☆
資料を見ると監督はエンディングが決まらないまま撮影していたみたいですね。
最終的に数種類のエンディングを用意して、テスト試写でこのエンディングに決定したみたい。
ひょっとしたらDVDではその数種類のエンディングが観られるかも?
こんにちは。
試写でエンディングを決定?
そうなんだ~。
ともやさんはこの映画フツウでした?
確かにラストは普通だったけど納得。
わたしはホントは助からないって方が好みなんだけど
楽しめたので高評価♪
もう一度観たいなぁ^^
オチはともかく、結構ドキドキさせてもらったので、良かったですわん。
キング作品は好き好っきです~o(^-^)o
でも『シャイニング』ってスタンリー・キューブリックが自らのイメージで映像化したために、スティーブン・キングが激怒したことでも有名なことを考えると、あの作品だけは特別視したほうがいいんですかね?
「シャイニング」はキューブリック版の方が怖くて好きなんですが、その後に作られた3時間のTVドラマ版も原作に忠実に描かれていて結構好きです。
(動物の形に刈り込まれた樹木が動き出すシーンもちゃんとあるんです)
割と初期のキング作品は全部読んでるんだけど、最近はなかなか読書に時間が割けなくて、厳しいですわん。
>主役の人が意味深な笑み
その辺はそれぞれが解釈して楽しんで…ってことなんでしょうね~!
ラストに関しては監督も四苦八苦していたみたいですからね~。
ジャンルなのですが、やっぱり結構楽しく観れました。
でも、やっぱりこうゆう映画って途中から
オチをどうするのかが気になっちゃいますよね~( ´艸`)
このホテルの部屋程ではないんでしょうけど、日本にもこういう曰く付きで使われていない部屋がいっぱいあるんでしょうね。
そんな事を考えただけで…ブルブル。