(原題:保持通話/CONNECTED)
【2008年・香港/中国】試写で鑑賞(★★★★☆)
2004年に公開されたスリラー映画「セルラー」(原題:CELLULAR)を香港でリメイク。
謎の組織に誘拐された女性が、壊された電話から敵の目を盗みつつ偶然つながった男性に助けを求めるというスリリングなアクション・サスペンス。
第28回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)では、最優秀監督賞・最優秀女優賞・最優秀編集賞・最優秀アクション指導賞・最優秀音響効果賞の5部門にノミネート。
(「レッド・クリフ」という強敵がいたんで、受賞は叶いませんでしたけどね)
グレイス・チャン(バービー・スー)はロボット設計士で、ひとり娘のティンティンと暮らすシングルマザー。いつものように車で娘を学校に送り届けた帰り道、突然見知らぬ男たちに誘拐され、見知らぬ場所に監禁されてしまう。誘拐犯のボス(リウ・イエ)は、グレイスの弟ロイの行方を執拗に問いつめるが、自由気侭なロイの居場所はグレイス自身も知らなかった。命を脅かされる恐怖の中、グレイスは粉々に壊された電話機を修復し助けを求める。奇跡的に電話が繋がり、話をできたのは出たのは、気弱な経理マンのアボン(ルイス・クー)。たびたび家族との約束をすっぽかし妻に逃げられたアボンは、留学で海外に旅立つ息子のギットの見送りに向かっている最中だった。アボンは偶然通りかかった交通課の警官ファイ(ニック・チョン)に事情を説明し、グレイスと話すように携帯電話をファイに渡すが、誘拐犯一味が戻ってきてしまったために会話をする事ができなかった。これをいたずらと思ったファイは、アボンに注意して去っていってしまう。息子との約束とグレイスの命。迷ったアボンだが、グレイスの言葉を信じ、誘拐犯が狙っているティンティンの救出に向かう…。
オリジナル作品も面白かったんですが、こちらも負けないくらいに面白いです。
大学生だった主人公が、シングルファザーになったというくらいで、物語の大筋は変わってません。
それにしても原題は、「保持通話」かぁ。
上手いなぁ、このタイトル。
…にしても、なんだかんだ言って香港映画です。
アクションがハンパないです。
ここでいうアクションは、カーアクションなのですが、グレイスを助けようとミニカーで疾走するアボン。
もうそれが、"走る大迷惑!"。
この辺は「WHO AM I ?」や「香港国際警察/NEW POLICE STORY」など、ジャッキー映画を撮ってきたベニー・チャンの本領発揮です。
しかも誘拐犯から逃れるために、アボンが崖を車で駆け下りるシーンは、「ポリスストーリー2/九龍の眼」(あれ、このタイトルじゃなかったかな?)で九龍の町を車で駆け下りるシーンよりもエキサイティング!
確かに主人公を助けに来る刑事は、ニック・チョンよりもオリジナルのウィリアム・H・メイシーの方が数倍格好良かったです。
誘拐犯も、リウ・イエよりもオリジナルのジェイソン・ステイサムの方が数倍ステキです。
でも、誘拐されるシングルマザーは、オリジナルのキム・ベイシンガーよりもバービー・スーの方が数倍可愛いし、ロボット設計士という職業でメカに詳しいから電話の修理ができたっていうのも理にかなってます。
そして何よりもアクションは、断然こっちの方が面白かったです。
リメイク映画は、ハリウッドがアジア映画をリメイクするっていうのが主流になってますが、こういう流れも面白いですね。
監督・脚本はベニー・チャン。
アクション指導はリー・チュンチー。
2009年8月1日公開
公式HP:コネクテッド
■オリジナル作品はこちら
【2008年・香港/中国】試写で鑑賞(★★★★☆)
2004年に公開されたスリラー映画「セルラー」(原題:CELLULAR)を香港でリメイク。
謎の組織に誘拐された女性が、壊された電話から敵の目を盗みつつ偶然つながった男性に助けを求めるというスリリングなアクション・サスペンス。
第28回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)では、最優秀監督賞・最優秀女優賞・最優秀編集賞・最優秀アクション指導賞・最優秀音響効果賞の5部門にノミネート。
(「レッド・クリフ」という強敵がいたんで、受賞は叶いませんでしたけどね)
グレイス・チャン(バービー・スー)はロボット設計士で、ひとり娘のティンティンと暮らすシングルマザー。いつものように車で娘を学校に送り届けた帰り道、突然見知らぬ男たちに誘拐され、見知らぬ場所に監禁されてしまう。誘拐犯のボス(リウ・イエ)は、グレイスの弟ロイの行方を執拗に問いつめるが、自由気侭なロイの居場所はグレイス自身も知らなかった。命を脅かされる恐怖の中、グレイスは粉々に壊された電話機を修復し助けを求める。奇跡的に電話が繋がり、話をできたのは出たのは、気弱な経理マンのアボン(ルイス・クー)。たびたび家族との約束をすっぽかし妻に逃げられたアボンは、留学で海外に旅立つ息子のギットの見送りに向かっている最中だった。アボンは偶然通りかかった交通課の警官ファイ(ニック・チョン)に事情を説明し、グレイスと話すように携帯電話をファイに渡すが、誘拐犯一味が戻ってきてしまったために会話をする事ができなかった。これをいたずらと思ったファイは、アボンに注意して去っていってしまう。息子との約束とグレイスの命。迷ったアボンだが、グレイスの言葉を信じ、誘拐犯が狙っているティンティンの救出に向かう…。
オリジナル作品も面白かったんですが、こちらも負けないくらいに面白いです。
大学生だった主人公が、シングルファザーになったというくらいで、物語の大筋は変わってません。
それにしても原題は、「保持通話」かぁ。
上手いなぁ、このタイトル。
…にしても、なんだかんだ言って香港映画です。
アクションがハンパないです。
ここでいうアクションは、カーアクションなのですが、グレイスを助けようとミニカーで疾走するアボン。
もうそれが、"走る大迷惑!"。
この辺は「WHO AM I ?」や「香港国際警察/NEW POLICE STORY」など、ジャッキー映画を撮ってきたベニー・チャンの本領発揮です。
しかも誘拐犯から逃れるために、アボンが崖を車で駆け下りるシーンは、「ポリスストーリー2/九龍の眼」(あれ、このタイトルじゃなかったかな?)で九龍の町を車で駆け下りるシーンよりもエキサイティング!
確かに主人公を助けに来る刑事は、ニック・チョンよりもオリジナルのウィリアム・H・メイシーの方が数倍格好良かったです。
誘拐犯も、リウ・イエよりもオリジナルのジェイソン・ステイサムの方が数倍ステキです。
でも、誘拐されるシングルマザーは、オリジナルのキム・ベイシンガーよりもバービー・スーの方が数倍可愛いし、ロボット設計士という職業でメカに詳しいから電話の修理ができたっていうのも理にかなってます。
そして何よりもアクションは、断然こっちの方が面白かったです。
リメイク映画は、ハリウッドがアジア映画をリメイクするっていうのが主流になってますが、こういう流れも面白いですね。
監督・脚本はベニー・チャン。
アクション指導はリー・チュンチー。
2009年8月1日公開
公式HP:コネクテッド
コネクテッド スペシャル・エディション [DVD]Happinet(SB)(D)このアイテムの詳細を見る |
■オリジナル作品はこちら
セルラーアミューズソフトエンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
Cellular(「セルラー」輸入盤サントラ)La-La Landこのアイテムの詳細を見る |
セルラーラリー コーエン,クリス モーガンメディアファクトリーこのアイテムの詳細を見る |
オリジナルは未見んなんですが、この作品でもう十分満足です。(笑)スピード感、緊迫感、ユーモア、感動と映画に必要な要素が大体揃ってるにも係わらずゴチャゴチャにならないでスッキリ観れるテンポ。
こんだけ面白いのに公開館すくなくない?!
香港ならではの北京語と広東語ってのがまたいいですね。アボンの名前は日本人にはちょっと解りにくい伏線だと思いますけど実に上手いなぁって感心しました。
凄い余談ですがルイス・クーがサッカーの反町監督、バービー・スーが綾瀬はるかに見えて仕方なかったです。(笑)
あそこは椅子がフカフカで結構好きな試写室なんですけど、交通の便が悪いのと、周りに何にも無いんですよね。
もんじゃ屋は死ぬ程ありますけど・笑。
これはオリジナルも面白かったんで、ぜひぜひ観てみてくださいな♪
>凄い余談ですがルイス・クーがサッカーの反町監督、バービー・スーが綾瀬はるかに見えて仕方なかったです。(笑)
で、リウ・イエが吉川晃司ですね・笑
の評判ですが・・・・。ともやさんの
記事を読ませて頂き、ぜひ「セルラー」
観たいと思います。ラリー・コーエンの
「フォーン・ブース」は観ました。
あれは面白かったですね!
リメイク版が評価高いっって、なかなか無いですもんね。
でもそれはオリジナルも負けないくらい面白いからなんでしょうね。
こんなリメイクが流行してくれれば、もっと面白くなるんですけどね。
こんな作品に2010年も出会えますように。