地球が静止する日

（原題：THE DAY THE EARTH STOOD STILL）
【2008年・アメリカ】劇場で鑑賞（★★★☆☆）

1951年に製作されたＳＦ映画の古典「地球の静止する日」をリメイクした、ＳＦスペクタクル・サスペンス。

宇宙生物学の科学者ヘレン（ジェニファー・コネリー）は亡き夫の連れ子ジェイコブ（ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス）と２人暮らしをしていたが、突然アメリカ政府に招集されてしまう。ヘレンの他にも様々な権威の科学者が同様に集められていた。そこで受けた説明によると、巨大な物体がもの凄いスピードで地球に接近している。猶予はたった78分。しかしその光の巨大な物体は落下速度を緩め、セントラルパークに静かに接地する。人々が見守る中、中から人間の姿をした、宇宙からの使者クラトゥ（キアヌ・リーヴス）が現れる。国防長官（キャッシー・ベイツ）が大統領に代わって指揮を取り、軍の施設でクラトゥに対する尋問が試みられるが…。



ＳＦスペクタクル・サスペンス。
うん。
面白かったんだけど、限りなく普通。
哀しいくらいまでに、興奮を覚えること無く普通。
ふ～んって感じ。



ま、大好きなキアヌとジェニファーが出てたんで満足なんですけどね。
それにしてもあのキアヌの格好は、どうしても「コンスタンティン」にしか見えなかったんですよね。
「コンスタンティン２」への複線か？（笑）
そして、もうひとつ。
国防長官を演じるキャッシー・ベイツ。
これが芸名を渡辺えりに改名した渡辺えり子にしか見えなくて…（笑）。
ずっと頭の中で大爆笑してました。

「幸せのちから」は観てないんだけど、ウィル・スミスの息子は凄いな。
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。
名前も凄いけど、あの演技は将来楽しみかも。



人類の文明が破壊されていくシーンは圧巻ではあるんだけど、予告編以上のモノは存在しません。
何だろう。
「地球が…」という割に、スケールの小さい局地的なイメージだったなぁ。



オリジナルを観たのは小学生か中学生の頃。
原作を読んだのも同じくらいなんだけど、映画の方はほとんど覚えてないなぁ。
クラトゥが連れて来たロボット（ゴートだっけ？）のデザイン（写真・左）だけは、鮮烈に覚えてるんだけど…。
それよりは原作のオチが衝撃だったのよね。
タイトルの「主人への告別」っていうのが、『あ～、なるほどね～！』って。
オリジナルのオチは覚えてないんだけど、全然別物になってますね～。

それにしてもゴートの新デザイン。
巨大なペプシマン（ぷぷぷ～！）。

監督はスコット・デリクソン。

2009年1月19日公開
公式ＨＰ：地球が静止する日

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