きまぐれ雑記帳

きまぐれに日々の思いを綴ります。

2023年6月 ブルガリア・ルーマニア⑦

2023-10-31 23:35:41 | 旅行
7日目、プロブティブ
プロブディフはブルガリア第二の都市で、芸術の町・ヨーロッパ最古の都市
のひとつとしても有名です。6つの丘に囲まれたアップダウンの激しい地形
も特徴で、この町には紀元前4000年頃から人が住んでいたというほど長い
歴史を持っています。


ロブディフの旧市街にはブルガリア復興期(18~19世紀頃)の町並みが多く
残っています。






























旧市街の断崖上にある古代ローマ時代に建設された劇場跡です。音響効果を
高めるため半円形をした劇場は、その周囲を、大理石のようなローマン・コンクリートでできた、3000人も収容できる観客席が取り囲み、遠くはロドビ山脈までも見渡せる、眺め最高のロケーションです。
舞台背後の壁部分には、何本もの壁を支える円柱が残り、一部2段重ねに
なっている所には、皇帝あるいは神の像が残り、かなり保存状態の良い立派
な劇場です。




町の中心に突如として現れるリムスキ・スタディオン広場。地下に向かって
すり鉢状になっている遺跡で、ローマ時代の競技場の一部です。
競技場として、ローマ時代には戦車を使ったデモンストレーションや剣士同士の戦いなどが行われたこの場所。
現在も当時使われていた石段があったり、降りやすいように鉄の階段が設置されていたりして、自由に下まで入ることができます。















コプリフシティツァ
この村には、19世紀に商売で財をなした人たちや、芸術家や名士が建てた立派な邸宅が残っていて、ハウスミュージアムとして公開されています。
1876 年の英雄的な 4 月蜂起の中心地であり、オスマン帝国の支配に対する
最初の攻撃が行われた場所でもありました。 町には19 世紀の民族復興期の
雰囲気が今も残っており、当時の 380 を超える建造物があり、そのほとんどが元の姿に復元されています。



















民族解放闘争のリューベンの家

















ソフィアへ。
ブルガリア最大規模で、かつ美しさ際立つ「アレクサンダル・ネフスキー寺院」。なんと5000人を収容できるほどの大きさです。
エメラルドグリーンと黄金のドームが上品な雰囲気をまとい、360度どこから見ても、違った表情を見せます。寺院の鐘は街じゅうに響き渡ります。











ツァール オスヴォデイテル通り。
ヨーロッパの町らしく石畳の大通りです。しかしこの通りが数ある石畳と
大きく違うのはその色です。石が黄色です。あとから塗装したものではなくて元々の石が黄色とのことです。なんとも不思議な景観を作り出しています。
車が走るとカタカタと音がしておりました。
 






「聖ゲオルギ教会」バルカン半島では最古のキリスト教聖堂で、4世紀から
の歴史を持ちます。
教会の背後にはローマ時代の遺跡が広がり、都会にあるとは思えないような
風景です。ローマ時代には浴場が築かれていたことが分かっています。
聖ぺトカ地下教会
ソフィアの中心となるスヴェタ・ネデリャ広場からすぐそこにある聖ペトカ
教会は小さな一軒家のような見かけですが、11世紀のブルガリアの聖人ペトカを祀っている教会。
地面をわざわざ掘り下げて建てられていて、普通に路上に立つと上半分しか見えず、まるでそこだけ陥没したかのよう。
これは、この教会が建てられた14世紀はオスマン朝の支配下にあったため、モスクより高い建物にする事は許されなかったからなのだそう。


夕食は森の中にあるレストラン。


チーズがてんこ盛り

お肉です。やはり食生活が違いすぎます。
今回もメインはパスでした。


レストランの裏庭で何故か日本の火渡り神事?
行事の由来がトラキア時代の太陽崇拝だそう。









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2023年6月 ブルガリア・ルーマニア⑥

2023-10-31 23:03:57 | 旅行
6日目
出発が6時の為、朝食はお弁当です。

ヨーグルト・・・醗酵するものは止めておきます。
ガタガタ道を進みます。

アジアの皆々様です。台湾(たぶん)韓国、日本。
日本人が一番少ない!!
いい香りがしております。
皆さん靴カバーを装着し薔薇摘み開始です。






私達はお遊びです。
こちらは、プロです。ロマの方達が生活のためにバラを摘まれております。



この方はバラ園、ローズオイルの製造会社の関係者。観光客を案内しつつ、
ロマの方達が目方を誤魔化していないか監視されております。
皆さん薔薇摘みも飽きて、今度は地元の方達と親睦です。
爺さんか婆さんか区別がつかない方達・・・すみません。私も同じ部類です。
民族音楽に合わせて機嫌よく踊ってらっしゃいます。

赤がお似合いです。
やはりべっぴんさんが人気あり。


やっと終わったで~とメール中でしょうか?
ほんとにいい香り!!

バラのオイル抽出工場を見学します。
この工場では、水蒸気蒸留法でローズオイルとローズウォーターを抽出して
おり、これらは世界最高品質と評されているそうです。
ドサっと置かれております。


抽出後のバラは肥料になるそうです。
工場見学の後は、ローズウォーターをクッキーとともに頂きます。
こちらにも元締めがいらっしゃいました。
皆さんローズオイルを爆買いです。












バラ祭の会場へ移動です。








迷子にならないように同じ帽子を着用。






椅子席はほぼアジア系。
パレードが始まりました。

今年のバラの女王でしょうか。綺麗です!!でも年を重ねれば皆一緒。
過去の女王みたいです。











前をふさがれてしまいました。
スタンプを押してもらいました。


















時間の関係で途中で退席です。



カザンラクのレストランにてランチ・タイム。

ワイルドです。たぶん羊の丸焼きの解体された姿だと思います。

チキンの串刺し。


またあの元締めです。たぶん抽出工場が経営されているレストランでしょう。

トルコ風コーヒーを飲んでみました。

羊です。肉嫌いやのに食べれるわけ無い!!

果物だけにしておきました。











バラ博物館
バラの香水を作る道具などが少し展示されているだけで した。
小さい売店がありローズオイル、ハンドクリーム、石鹸、クリーム等が
販売されておりました。








プロブディフへ。

夕食はホテルで。写真は忘れました。たぶんチキンだったと思います。













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2023年6月 ブルガリア・ルーマニア⑤

2023-10-31 22:43:38 | 旅行
5日目
ルーマニアからブルガリアへ。




カメラ付きのコウノトリの巣のようです。
国境です。車が停滞してます。
30分程で通過できました。



ブルガリア側で昼食です。



ドナウ川を挟んでルーマニアに隣接する町ルセから、南に20キロ行くと
イヴァノヴォ村があります。さらにそこから4キロほどの場所で、こちらの
世界遺産イヴァノヴォの岩窟教会群を見ることができます。






世界遺産イヴァノヴォの岩窮教会群は保存状態が良く、美しい中世の
フレスコ画が有名。この地方の洞窟群には、1320年代以降から17世紀まで
修道士が住んでいました。彼らは僧房、教会群、礼拝堂などを岩から
切り出して岩窟教会群を作りあげました。








イワノヴォ岩窟教会迄の道路、駐車場、トイレ等はまだ整備が遅れて
おりました。トイレも閉鎖中ですし道路もガタガタ。でもそれが良いのかも
しれません。




ブルガリア北東部にあるヴェリコ・タルノヴォは12~14世紀に第二次
ブルガリア帝国の首都として栄えた街。その後は500年近くにわたり
オスマン帝国の支配下におかれました。





旧市街には「サモヴォドスカタ・チャルシャ」と呼ばれる地区があります。
チャルシャとは、市場という意味。古くから金銀細工や陶器、織物、革製品、木彫り、絵画、刺繍やレースの手芸品などの小さな店が軒を連ねております。













東京からのツアーの方・・・凄い!!
「ツァレヴェッツの丘」は第二次ブルガリア帝国時代、かつてブルガリア皇族や総主教の住まいとしての宮殿があった場所。そのほかにも家々や教会、
修道院がいくつも建てられていたことがわかっています。
現在は城壁の土台跡のみが残り、頂上にある大主教区教会からは旧市街と
美しい自然を見渡せます。





夕食はホテルのレストラン
・・・肉(豚肉です)

ノラ猫ちゃんです。
ちょっと日本では見かけない風貌です。



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2023年6月 ブルガリア・ルーマニア④

2023-10-31 22:17:08 | 旅行
4日目、ドラキュラ伯爵伝説のブラン村へ。



ドラキュラ居城のモデルとなった、ブラン村随一の観光スポットであるブラン城。ルーマニア第二の都市ブラショフから南西へ約30km、ブチェジ山麓の小村の岩山に聳えています。
城内は、ドラキュラから想像される怖いイメージからはほど遠く、室内には中世の暮らしが伺える展示になっています。
山上に聳えるブラン城は、岩と一体化したような造り。このお城は、もともと13世紀にドイツ騎士団が、トランシルヴァニアの南東部を守るため、木材製の国境の要塞を築いたことから始まります。14世紀には、ドイツ商人が侵入してくるオスマン朝群をいち早く発見する目的で、石造りの要塞を築いたと
されています。その後、ワラキア公ヴラド1世がここを居城としました。

ドラキュラ伝説の主人公が、15世紀に実在したワラキア公ヴラド3世。
攻めてきた他国の兵士に対して行った拷問や処刑が異常な残虐なものだった
ことから、ヴラド・ツェペシュ(串刺し公)という別名がある人物ですが、
ルーマニアではオスマン・トルコ軍と勇敢に戦った英雄とされています。
しかし実際にこのブラン城に住んでいたのは、彼ではなく、彼の祖父
ヴラド1世です。


城内は恐ろしい雰囲気を持つものではなく、中世の典型的なお城!
4階層にわたり、迷路のような階段と廊下でたくさんの部屋が繋がっており、陶器・家具・武器・甲冑などが展示されています。























フリータイム、歩き回らずにコーヒータイムです。







アズーカ村のワイナリーで昼食です。


スパークリングワインの試飲も有り。
夫並の熊が張り付いております。



肉は苦手です。年間で500gも食べていないと思います。
今回も野菜だけいただきました。
ワインも飲みません。お腹を冷やさないように紅茶です。
昼食後シナイア観光です。ここで雨が降り出しました。

イチゴ販売中。色は美味しそうなのですが、やはり日本のイチゴには
敵いません。


ペレシュ城の近くのホテルとレストラン

1875年、時のカロル一世( Carol I、1839年-1914年)がルーマニア王室の
避暑地として、夏の離宮を8年の歳月をかけて建設したのがペレシュ城です。
大きなお城で、内部は豪華の一言に尽きます。玄関に続く大ホールは昔天井がなかったそうで、今はステンドガラス風の天井がついています。
どの部屋も木材がふんだんに使われ火災の危険があることから、当時では珍しく水力発電による電気照明がなされたそうです。
各部屋ごとに趣向が凝らされ、イスラムの間、水パイプの間、豪華な会食の間、当時としては珍しい映画上映の間など、どの部屋も豪華です。










































ペリショール城。
カロル1世が甥のフェルディナンドとその妻マリーのために建てた狩猟用の城

ルーマニアの首都ブカレスト





夕食は老舗レストラン「カルク・ベレ」



お肉でした。














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2023年6月 ブルガリア・ルーマニア③

2023-10-31 20:01:37 | 旅行
3日目、シギショアラへ。





ルーマニア、トランシルバニア地方にあるシギショアラ。ドイツのザクセン人
入植者によって造られた町は城壁に囲まれた要塞都市として世界遺産に登録されています。

丘の上に広がる町並みですので、町中には石畳の坂や階段が巡らされています。他の町に比べると観光地化されていない素朴な町並みが魅力です。
シギショアラのシンボル時計塔。
一日1回のみ作動します。

吸血鬼ドラキュラ伝説のドラキュラモデルとされるワラキア公ヴラド・ツェペシュは、実在の人物。彼が生まれた家であり、父ヴラド・ドクトルが幽閉されていたというのが、現在「カサ・ヴラド・ドクトル」という名前のレストランとして残されています。時計塔前の広場に面した黄色い壁の建物で、入り口には「竜」の意味をもつ父の名を示すように、竜をあしらった看板がぶら下がっています。













ランチの時間調整でしばしのフリータイム。
日影のカフェで、訳の分かんぬるいコーヒー牛乳みたいな飲み物を
オーダーしてしまいました。

「ドラキュラ伯爵の生家」で昼食です。




伝統的なルーマニア料理が中心です。














昼食後ビエルタンにある要塞教会へ。






凄い!!逞しい。体形私に似てる!!
トランシルヴァニア地方の要塞教会群として、全部で7つの要塞教会が
世界遺産に登録されていますが、その中で保存状態が良いのがビエルタン
要塞教会です。この教会は1412年に建設されていますが、一帯は古い歴史
を持ち、教会以前にも建物があった事が調査で分かっています。
 
教会そのものは三重の壁で守られており、まさに要塞教会という名にふさわしい場所と言えます。



教会そのものは、東方教会によくある質素な作りといえます。しかしながら
ビエルタン要塞教会の祭壇はとても荘厳な雰囲気を持っています。祭壇の
一番の特徴は、大きく開いた十字架の形をしており開閉式であるということ。

東方教会の特徴であるイコン画だけではなく、キリスト像があることも
必見です。

マリア様可愛いです。
礼拝室にあるドアについている鍵。これは今から約500年前に作られたもの
ですが、それがそのまま残されているのです。近くで見るととても複雑な
構造をしており、それが今でも正確に動くのは驚きです。

教会前からはトランシルヴァニア地方の素晴らしい眺望が得られます。


教会の裏側に進むと壁に沿って質素な一軒家があります。ここが愛の回復小屋
です。
教会という性質から、地域住民からは多くの悩みが寄せられました。
中には離婚したいという夫婦も相談に。離婚を考えている夫婦が1週間から
数週間、二人きりでこの中で生活をし、お互いをもう一度見つめ直す、
考え直す機会とするための部屋だそうです。









ブラショフに戻ります。

夕食は自由。ちょっと調子が悪くてパス。
































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