出張で新幹線乗車。帰りの時間つぶしの本がなくなったため、キオスクで購入、楽しいひと時を過ごすことになりました。活字中毒のわたしにとって、本や雑誌や新聞を持っていないこと自体がイ~ヤな感じとなります。どんなものでも活字さえあれば、至福の時間を過ごすことができるエコ型のヒトなのです。
「世界で一番不思議な パワースポットの地図帳」
歴史の謎研究会編 青春出版社 500円(税込)
青春出版社と言えば「試験に出る英単語」。受験生の時に購入。「abandon」のページで挫折したほろ苦い思い出があります。あの時、シケタンを地道に記憶していた悪友は第一志望を東大入試を突破、見事、第一志望の製造業を果たしました。その尊敬すべき彼と飲んでいたところ、年収はわたしの方が多いことが判明。複雑な思い・・・。努力と結果が結びついていない日本のものづくり企業の課題を感じ取った次第です。
この本は、国内、国外のパワースポットと呼ばれる「場所」約100か所が解説されています。パワースポットとは、目に見えない不思議なチカラを宿した地のことで、山、神社仏閣、水など様々な媒体を通じてパワーを発しているとされる所です。伊勢神宮をはじめ、富士山やハワイまで一部写真入りで紹介されています。500円本としては、なかなかお得な一冊でした。
一部をご紹介させていただきます。
「伊勢神宮」 なぜ、伊勢の地が至高の聖地に選ばれたのか?
「出雲大社」 縁結びの神で知られる古社の謎
「熊野三山」 なぜ、あの世とこの世の出入り口とされるのか
「セドナ」 芸術の町が癒しの町へと変貌をとげるまで
「晴明神社」 稀代の陰陽師の邸宅あとに建てられたスポット
「鹿島神宮」 奈良の都にその名がとどろいた理由
「清水寺」 古都京都に残る水のパワー
「春日大社」 どうして鹿が神の使いになったのか
「久米島」 美しい島を彩る協力なパワースポットとは
「安芸の宮島」 弥山、厳島神社・・・その不思議なパワーとは
「霊峰」 どうして山にはパワーがあるといわれるのか
「高野山」 どうして仏教の聖地となったのか
「ガラパゴス諸島」 なぜ魔法にかけられた島と呼ばれるのか ・・・
最近、神社や仏閣を訪れ目につくのが、若い女性の二人連れ。この喧しい世の中からエスケープするため、あるいは良縁の祈願のための来られているのだと思います。数年前に訪れた大雨の京都・鞍馬寺~貴船神社の山道でも五組の女性カップルに出会いました。
パワースポットで不思議な力をいただき、日々の生活に活力をもたらす・・・そんな小さな祈りも、今の世の中、大切なような気がします。