我が家のガーデナーさんはハーブコーディネーターを目指し、「ハーブ染め」を始めました。
手前の真っ白なTシャツをハーブで染めようということです。
レモンバームが染料のようです。レモンバームを煮出しています。
下地染めの媒染剤は酢酸アルミニウムや硫酸第一鉄などです。
あの真っ白なTシャツも、白いハンカチも染まりました。
乾いたら →
乾いたら →
媒染剤が違うと同じ染料(レモンバーム)でも微妙に色が違います。
おかあさんは、もう3回ハーブ染めをするそうです。今度は私のTシャツを染めて欲しいのですが、おへそが出るほど縮まらないようにして下さい。
庭師はこちらの勉強です。近世、南部は紫紺染めの原料である「紫草(ムラサキ)」の主産地でした。しかし、近世(江戸時代)中期以降は江戸紫(里紫=栽培の紫草)が開発され、紫草は武蔵野とりわけ川越市の主要特産物になったそうです。明治になって化学染料による安価な染め物が出回るようにまり「紫紺染め」は衰退してしまいました。
本市の「紫紺染め」は平成2年で絶えてしまいました。現在は古代の紫紺染めではありませんが盛岡の「草紫堂」で中国産の紫根と科学媒染剤を使って「紫紺染め」が行われています。
「草紫堂」には当市から「紫紺染め」の技術が伝えられたと言われており、今年度の文化財保護協会の研修視察は、盛岡の「草紫堂」を視察したいと考えています。
当市の古代紫紺染め
草紫堂のHP
近々下調べに出かけます。道中が長いのでおかあさんはお留守です。
古代の染めと新しい染めをしっかり比べて見たいと思います。
おかあさんの残り3つの染めも楽しみです