癒しの庭Ⅲ

集おう癒しの庭へ

洪水です、それもかまわず秋田市へ・・・!

2006年10月07日 | Weblog

             

        

    朝起きたら、庭は海原のようです。

    盆栽を置いている台は沈んで、まるでジャングルのようです。

            

   池は広く、15匹の鯉たちは嬉しそうに泳いでいます。

  これ位広かったら、100匹の鯉を放してもまだ十分で私も嬉しいのですが、バーベキューをする場所がなくなるので、これはやはり止めです

 

   水の上がる状況は、ままあったのですが、ここまでの量は最初です。これは、池の水が流れ出る川の水位も上がっているので溜まってしまうのです。

   これらの水の出口は1ヶ所で、そこには丈夫な網をかけているので、鯉が逃げることはまずありません

 

  ということで、おかあさんと市役所の車庫前へ、市のバスで今日の「熊野信仰と東北」展へ、今日出かけるのです。

   24名の参加希望がありました。1人でも欠席したら私は赤字の会計になってしまいます

         

    しかし、1人の欠席もなく見学会は大成功でした

    県博では、お弁当等や控え室などの準備は中村さんに、11時~12の展示解説会と12時40分~13:15までの展示の説明(ギャラリートーク)は高橋正(主任学芸主事、3年がかりでこの展覧会を仙台市と合同で計画した方、時折TVで解説している方)にお世話になりました。

    この展覧会は、高橋正さんが中心になって計画・実施されていました。

  東北各地の仏像や熊野三山神社の国宝(13点)などを借用し(調べに行き、実際に借用交渉をし、借りに行き)、パンフを作りTVに出るなど展覧会の宣伝をし、見に来てくれた人を歓待し、展示説明会をしたり、実際に展示の説明をするなど、1人の優れた人(その仕事の様子)を見ることができました。

   「熊野信仰と東北」という展覧会もすごかったのですが、高橋正さんのすごい仕事ぶりに感動を覚えました

  お別れする時に「これからもお世話になると思います。よろしくお願いします。」と高橋正さんは、深々と頭を下げて話されました。

   展示会を計画するする人、展示会を見に行く人の関係を深く考えた一時でした。

  優れた専門的な知識を持ち(いつも得ようと努め)、優れた実行力を持ち(面倒くさがらない)、そして謙虚に人に向かう(ここが一番大事)、そんな人が素晴らしいです。私もそうした人になろうと思います

  秋田県博の人はどの人も、受付の人も学芸主事の人も超親切です。先週の土曜日は「里山の植物」教室で、ここ県博で主任学芸主事の阿部さんにたくさんのことを教えて頂きました。素晴らしい方でした。勉強の仕方まで教えたくれました。

     秋田市はごくわずかの小雨で、天徳寺でボランティアガイドさんも張り切ってくださいました。

               

 

      

       

    天徳寺の坪庭です。

    奥書院に渡る廊下から見えます。ヤブコウジがたくさんあります。我が家の坪庭もヤブコウジが増えすぎています・・・

    奥書院は佐竹のお殿様のお休み処です。素敵なお座敷でしたが撮影禁止でした。縁側の外との間は板戸で閉ざされていましたが、その外には素晴らしい池や庭があるのです。

    8月の16~17日の宝物の公開日です。その日には殿様のお庭を見ることができると思います。庭師は来年見に行きます

 

   ちなみに、今回見せて頂いた「奥書院」は」普段は非公開のようです。ガイドさんのお話では、「普段であれば参観の人が来ても本堂や廊下に電灯を点けることは無く、いつも暗い中で説明するのですと、今日は電灯がついていますし、奥書院はめったに見せません。大和尚さんの機嫌がよっぽど良かったのですね」と笑って話しました。勿論奥書院の電灯も煌々と点いていました。

 

   何故、奥書院を見せてもらえたのかが不思議です

  天徳寺を出る時に、大黒さん(若奥様)が「何故か、大和尚さんが、あの日は、めずらしくも、奥書院を見せてもいいよ、と言ったのですよ」とおかあさんに話たそうです

   私は、最初大和尚さん(80数歳)に電話し、直接「寺内のご説明をお願いします」ということをお願いしたのですが、即座に断られました。

  そして先週、如斯亭の剪定見学会の後、今まで天徳寺の中を見たことが無かったので、改めてのお願いをし、中を見せて頂きました

 その時、大黒さんが私が来たことを大和尚さんに伝えると、大和尚さんは奥書院(国重文)を見せてもいい、言ってましたと私に教えてくれました。

   何故、奥書院を見せてもらえたのかは、やはり私が答を出さなければなりませんね!

    答は「求めよ、されば与えられん」です。

    ただ、欲しがるだけではいけません。

  本当に欲しいと思う人には、きっと与えられるのです