東京市場はもみ合いか。欧州株は金融株の軟調が続き下落。一方米国株は6月ISM非製造業景況指数の好結果や、6月開催のFOMC議事要旨で利上げを急がない姿勢が確認されたことなどから、主要3指数はそろって上昇した。ドル円はロンドン時間では円高が進んだが、米国株高を受けてドル高・円安となり、足元では101円30銭台近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて90円高の15370円、ドル建てが165円高の15445円で取引を終えた。米国株が自国の好材料を受けて上昇した点は安心材料となりそうだ。日経平均はきのうは一時500円安まで下げる場面があるなど下げ度合いが大きく、一定の押し目買いも期待できる。しかし、直近の株安要因となった欧州株は弱い動きが続いており、積極的に上値を追う動きにはなりづらい。週末に米雇用統計を控え様子見姿勢も強まりやすく、前日終値近辺での小動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは15300円-15500円。
トレーダーズウエブより
トレーダーズウエブより