銀右衛門文庫の経済動向

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10月26日

2012-10-26 | 経済動向
東京市場は堅調な流れが続きそうだ。下方修正銘柄に対する材料出尽くしムードが強まっており、円安基調と合わせ買い優勢の地合いが続こう。市場の観測では寄り前の外資系証券の注文動向も7営業日連続買い越し。東証一部の騰落レシオ(25日)は95.5%と過熱感はない。日銀による金融政策決定会合で追加緩和を実施するとの観測も買い安心感につながろう。追加緩和の内容については、資産買い入れ基金を10兆円以上増額する可能性のほか、短期・長期国債の増加、リスクの高い資産(ETF等)の買い入れの増額なども検討すると報じられており、30日の金融政策決定会合までは下支えする効果はありそうだ。
 
きょうの主な決算発表は、大東建託、日本電気、富士通ゼネラル、スタンレー電気、日本車輌製造、オリックス、NTTドコモ、協和発酵キリンなどが予定している。

日経平均の予想レンジは9070円-9140円。昨晩のCME225先物は9075円。直近の取引時間中の高値9075円(10/23)付近で推移する3/27高値を起点とした上値抵抗線の節目を意識してのスタートとなりそうだ。上値メドは、9/6安値~9/19高値までの上げ幅を10/15安値からの上げ幅とみた9130円処。7/25安値~8/20高値までの上げ幅を10/15安値からの上げ幅とみた9382円処など。基調に変化が生じやすいのは、10/24~25、10/31~11/2、14となる。 

25日のダウ平均は前日比26.34ドル高の13103.68ドルで終了。9月耐久財受注や新規失業保険申請件数の結果が好感され、一時87.18ドル高まで上昇した。ただ、引け後にアップルの決算発表を控え、次第にポジション調整の売りに押される展開となった。
 
NASDAQは前日比4.42ポイント高の2986.12ポイント、S&P500は同4.22ポイント高の1412.97ポイントで終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ5円高の9075円、ドル建ては20円高の9090円で終えた。
 
25日の日経平均は反発。朝方の売り一巡後は買い戻しが入り、後場にかけては円安進行を手掛かりに一段高となった。業種別で値下がりは石油・石炭とガラス・土石の2業種のみ。値下がりは鉄鋼、電気・ガス、その他製品、パルプ・紙、証券などが目立った。

トレーダーズウエブより