売買代金首位のコマツは、業績下方修正がネガティブサプライズとなった。資源価格の低迷により、鉱山向けの機械需要が中南米、オセアニア、インドネシアを中心としたアジアなどで期初想定を大きく下回る水準で推移。建設機械などの販売数量の減少に加え、産業機械他部門では需要が低迷しているワイヤソーの在庫にて、将来リスクに対する損失などを見込み、14.3期の営業利益予想を3050億円→2100億円(前期比1%減)に減額した。この決算を受けて、野村では、鉱山機械が下げ止まるまでは利益が変動しやすく、株価が上がりにくいと想定。レーティングを「Buy」→「Neutral」、目標株価を2780円→2350円に引き下げた。また、ゴールドマンサックスでは、鉱山機械の事業環境悪化が早晩解消される見込みはなく、今期大幅な数量増を遂げた日本は来期に反動減へと転じると予想。投資判断を「買い」→「中立」に、目標株価を2700円→2300円に引き下げた。先行きも厳しいとの見方が多く、株価は終始安値圏で推移した。
一方、フジクラやキーエンス、日立国際といった好決算銘柄は買いがしっかり入っており、内容を精査した選別物色が前日よりも一層強まった印象を受ける。引け後に発表された決算ではファナックが注目を集めそうだ。13.4-9月期の売上高は前年同期比18%減の2161億円、営業利益は同26.5%減の748億円。主力のFA部門は堅調に推移したものの、ロボット部門とロボマシン部門が大幅に落ち込んだ。これを受けて、14.3期の売上高を4983億円→4304億円、営業利益を1848億円→1478億円に減額修正。業績不安は事前から伝わってものの、市場予想(売上高4561億円、営業利益1607億円)を下回る見通しが嫌気される可能性が高い。指数の寄与度が高いだけに、明日の相場の動向を左右する銘柄となりそうだ。
一方、フジクラやキーエンス、日立国際といった好決算銘柄は買いがしっかり入っており、内容を精査した選別物色が前日よりも一層強まった印象を受ける。引け後に発表された決算ではファナックが注目を集めそうだ。13.4-9月期の売上高は前年同期比18%減の2161億円、営業利益は同26.5%減の748億円。主力のFA部門は堅調に推移したものの、ロボット部門とロボマシン部門が大幅に落ち込んだ。これを受けて、14.3期の売上高を4983億円→4304億円、営業利益を1848億円→1478億円に減額修正。業績不安は事前から伝わってものの、市場予想(売上高4561億円、営業利益1607億円)を下回る見通しが嫌気される可能性が高い。指数の寄与度が高いだけに、明日の相場の動向を左右する銘柄となりそうだ。