東京市場は売り優勢となりそうだ。欧米株安や円高進行を受けて、主力株を中心に利益確定売りに押されそう。ただ、日経平均が1万円に近づく水準では、押し目買いが入るとみられ、売り一巡後に下げ渋る展開が予想される。日経平均の予想レンジは10000~10150円。
日経平均は週間ベースで、先週まで6週連続の上昇し、週足では10週連続の陽線となっているが、今週はどちらも微妙な情勢。仮に下落・陰線となれば、年初から続く上昇相場に一服感が漂う可能性もあるだけに、上昇・陽線が継続することの意義は大きいだろう。22日の大引け後、国土交通省が公示地価(2012年1月1日時点)を公表。全国平均(全用途)で前年比-2.6%と4年連続で下落したが、下落率は前年(-3.0%)から縮小。用途別では、住宅地が前年比-2.3%(前年は-2.7%)、商業地は-3.1%(同-3.8%)、工業地なども含む全用途で-2.6%(同-3.0%)と下落率は若干減少したほか、前年と比較できる全国2万5494地点のうち、上昇は546地点で11年の約2.8倍に増加、三大都市圏の公示価格(全用途)は-1.5%で地方圏(-3.6%)に比べ下落率が小さいなど、底打ちの兆候も垣間見える。公示地価発表を控えて、不動産株には利益確定売りに押される銘柄が多かっただけに、反発しても不思議ではない。
22日のNY株式相場は下落。予想を下回るユーロ圏と中国の製造業PMIの結果が嫌気された。ダウ平均は前日比78.48ドル安の13046.14ドルで終了した。ダウ平均は売りが先行した。ユーロ圏3月製造業PMI・速報値と中国3月HSBC製造業PMIが予想より弱かったうえに、景気拡大の目安となる50を下回った結果となったことが嫌気された。中国の景気減速の可能性が嫌気され、キャタピラーが売られたほか、素材やエネルギーセクターが重しとなり、指数は一時107.20ドル安まで下落した。NASDAQは前日比12.00ポイント安の3063.32ポイント、S&P500は同10.11ポイント安の1392.78ポイントで終了した。個別では、慎重な第4四半期見通しを発表したフェデックスは3.5%安。スキーナーCEOが6月末で退任すると発表したマクドナルドは1%安だった。
前日の日経平均は後場下げに転じる場面もあったが、押し目買いが入り切り返し。大引けにかけて上げ幅を拡大し、高値圏で取引を追えた。東証1部の値上がり銘柄数は986(全体の58.8%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。内需関連が総じて堅調で、業績上方修正発表のネクソンは上場来高値を更新した。その一方で、中国の景気減速懸念から資源関連株が利益確定売りに押された。
日経平均株価は10127.08円 +40.59円と反発。早々に終値ベースで5日線(10121円)を回復した。RSI(9日)は前日86.4%→82.6%に低下したが、現時点では目先上昇継続の見方に変わりない。日足均衡表では転換線(10012円)の上昇に続き、基準線(9640円)の上昇基調も続く。転換線まで下がらずに陽線で切り返したことで、あすは高値更新に向けて一段高に期待したいところだ。2010年4月高値を起点とした右下がりの上値抵抗線、2010年9月安値~2011年2月高値までの上昇幅2095円を2011年11月安値から上げた10230円処、2009年11月安値~2010年4月高値までの過去の習性値幅2332円を2011年11月安値から上げた10467円処などが上値メドとなる。月足の一目均衡表では、3月は遅行線が当時2010年2月の株価水準(高値10449円、始値10212円、終値10126円、安値9867円)や転換線(10016円)と接する水準が終値ベースでの上値の節目になりやすい。当時の高値10449円と合致する日足ベースの節目10467円まで上値を伸ばすと想定した場合、3月中には到達するシナリオが浮上する。変化日候補の30日に向けて上昇基調が続くと見込むこともできる。
日経平均は週間ベースで、先週まで6週連続の上昇し、週足では10週連続の陽線となっているが、今週はどちらも微妙な情勢。仮に下落・陰線となれば、年初から続く上昇相場に一服感が漂う可能性もあるだけに、上昇・陽線が継続することの意義は大きいだろう。22日の大引け後、国土交通省が公示地価(2012年1月1日時点)を公表。全国平均(全用途)で前年比-2.6%と4年連続で下落したが、下落率は前年(-3.0%)から縮小。用途別では、住宅地が前年比-2.3%(前年は-2.7%)、商業地は-3.1%(同-3.8%)、工業地なども含む全用途で-2.6%(同-3.0%)と下落率は若干減少したほか、前年と比較できる全国2万5494地点のうち、上昇は546地点で11年の約2.8倍に増加、三大都市圏の公示価格(全用途)は-1.5%で地方圏(-3.6%)に比べ下落率が小さいなど、底打ちの兆候も垣間見える。公示地価発表を控えて、不動産株には利益確定売りに押される銘柄が多かっただけに、反発しても不思議ではない。
22日のNY株式相場は下落。予想を下回るユーロ圏と中国の製造業PMIの結果が嫌気された。ダウ平均は前日比78.48ドル安の13046.14ドルで終了した。ダウ平均は売りが先行した。ユーロ圏3月製造業PMI・速報値と中国3月HSBC製造業PMIが予想より弱かったうえに、景気拡大の目安となる50を下回った結果となったことが嫌気された。中国の景気減速の可能性が嫌気され、キャタピラーが売られたほか、素材やエネルギーセクターが重しとなり、指数は一時107.20ドル安まで下落した。NASDAQは前日比12.00ポイント安の3063.32ポイント、S&P500は同10.11ポイント安の1392.78ポイントで終了した。個別では、慎重な第4四半期見通しを発表したフェデックスは3.5%安。スキーナーCEOが6月末で退任すると発表したマクドナルドは1%安だった。
前日の日経平均は後場下げに転じる場面もあったが、押し目買いが入り切り返し。大引けにかけて上げ幅を拡大し、高値圏で取引を追えた。東証1部の値上がり銘柄数は986(全体の58.8%)に達し、規模別株価指数はすべて上昇。内需関連が総じて堅調で、業績上方修正発表のネクソンは上場来高値を更新した。その一方で、中国の景気減速懸念から資源関連株が利益確定売りに押された。
日経平均株価は10127.08円 +40.59円と反発。早々に終値ベースで5日線(10121円)を回復した。RSI(9日)は前日86.4%→82.6%に低下したが、現時点では目先上昇継続の見方に変わりない。日足均衡表では転換線(10012円)の上昇に続き、基準線(9640円)の上昇基調も続く。転換線まで下がらずに陽線で切り返したことで、あすは高値更新に向けて一段高に期待したいところだ。2010年4月高値を起点とした右下がりの上値抵抗線、2010年9月安値~2011年2月高値までの上昇幅2095円を2011年11月安値から上げた10230円処、2009年11月安値~2010年4月高値までの過去の習性値幅2332円を2011年11月安値から上げた10467円処などが上値メドとなる。月足の一目均衡表では、3月は遅行線が当時2010年2月の株価水準(高値10449円、始値10212円、終値10126円、安値9867円)や転換線(10016円)と接する水準が終値ベースでの上値の節目になりやすい。当時の高値10449円と合致する日足ベースの節目10467円まで上値を伸ばすと想定した場合、3月中には到達するシナリオが浮上する。変化日候補の30日に向けて上昇基調が続くと見込むこともできる。