銀右衛門文庫の経済動向

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10月17日

2013-10-17 | 経済動向
東京市場は大幅高が予想される。米上院の民主・共和党が財政をめぐる行き詰まり状態の打開で合意に達したことを受け、政府閉鎖の解除と債務上限引き上げに向け進展した。東京時間の午前にも米下院で法案(債務上限を2/7まで引き上げ、暫定予算を1/15まで確保する内容)が採決される見通し。日経平均の14700円~14800円は9月後半になかなか上に抜け出せなかった水準だけに、買い一巡後の動きが注目される。アジア株高に加え、ドル円相場の円安方向への動きが支援材料となれば、先物への買い戻し圧力が強まる公算が高い。トヨタ自動車(陽線急伸のあと小さな陰線で三手押さえ込み)など自動車株がけん引しそうなほか、指数への寄与度が高いソフトバンクなどが高値更新となりそうだ。

日経平均の予想レンジは14620円-14700円。

25日線(14384円)上で下げ渋り、一段高への期待が高まった局面だ。5/23高値を起点として9/27高値を通る上値抵抗線などが節目となるが、RSI(9日)が65.9%と先行指標となりえる50%(自立反発の域)を上回ったことで、25日線上から騰勢を強められるかが注目される。一目均衡表では、転換線(14129円)の上昇が見込まれる。遅行線が位置する当時は340円程度上昇した局面だけに、きょうはどの程度の上げ幅が生じるかが注目ポイント。基調に変化が生じやすいのは、10/16、24、11/7、14-18となる。

16日のNY株式市場でダウ平均は前日比205.82ドル高で取引を終えた。米上院で債務上限の引き上げと政府機関再開で合意との内容を一部メディアが報じ、金融セクター中心に買いが広がった。NASDAQは前日比45.42ポイント高、S&P500は23.48ポイント高で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ175円高の14645円、ドル建ては235円高の14705円で終えた。