銀右衛門文庫の経済動向

昨今の経済動向をピックアップします



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12月4日

2012-12-04 | 経済動向
東京市場はもみ合い。米国株安で高値警戒感が台頭し弱含む展開が予想される。昨晩発表された米11月のISM製造業景気指数が市場予想を下回ったことで、週末発表の米雇用統計に向けて手控え要因になりやすい。11月相場で全体に連れ高となった銘柄は手掛けづらい一方、逆に下げた大型株では大東建託や日揮、KDDI、OLCなどに注目か。トンネル崩落事故をきっかけとした道路関連株への人気も続きそうだ。

日経平均の予想レンジは9410円-9460円。5日線(9407円)処をサポートに高値圏のもみ合いを維持するイメージか。むしろ、転換線や5日線が強く上昇する5日あたりの動きに注目したい。上値メドは、9667円~4/27高値9691円、9/19高値~10/15安値までの下げのV計算値10089円などに注目。終値ベースでは、10/12安値~10/25高値までのE計算値9576円、9/19高値~10/12安値までの下げのV計算値9930円などが考えられる。基調に変化が生じやすいのは、12/5、14、21~25、28となる。

3日のダウ平均は59.98ドル安の12965.60ドルで終了した。ギリシャ政府が債務削減策の一環として実施する国債買い戻しが成功する可能性が期待されたほか、11月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数/改定値が1年1カ月ぶりの高水準となったことが好感された。一方、11月のISM製造業景況指数の結果が予想を下回ると、利益確定売りが膨らみ水準を切り下げる展開となった。NASDAQは8.04ポイント安、S&P500は6.72ポイント安で終了。円建てのCME225先物は昨日の大証日中終値と比べ20円安の9440円、ドル建ては15円安の9445円で終えた。

トレーダーズウエブより