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【絵本から専門書まで】 塾講師が、生徒やご父母におすすめする書籍のご紹介です。

『ナビゲーター世界史B 新課程用』 鈴木敏彦(山川出版社)【参考書】

2006年10月31日 | 大学受験【国語・社会】情報・参考書
 

ナビゲーター世界史B.jpg


NEW 青木世界史B講義の実況中継』 を取り上げた折、生徒らからコメントはなかったのですが、それに対するアクセス数が相当数ありました。そこで、もう一冊の世界史のメジャーな参考書である本書を紹介します。


今回も、本書の使い方などを、genio先生にお願いしました。受験生のみんなよく読んで。


■■■

しばしば「青木世界史B講義の実況中継」との優劣が議論される一冊ですが、それぞれに個性があり、両者そのものの優劣はつけられませんので、大事なのは受験生それぞれとの相性です。

ナビゲーター世界史は、全体の情報量で実況中継に劣ることは決してないのですが、冒頭で鈴木先生が書いているように、基礎の徹底に重点をおいているのが特徴です。

従ってメインストーリーは、最初に重要項目をまとめ、何処に注意して読み進めていったら良いのかが明確に記されています。その意味ではじめて勉強する高校生にとって、ナビゲーターは親切な参考書と言えるでしょう。

また、雑談やエピソードなどはフォントサイズを小さくして、あくまでオマケという扱いです。(しかし、鈴木先生の雑談レベルは相当に高い。)  

更に、受験生が苦手とする現代史に関しては、先ず世界全体の流れを追って柱を作ってから、もう一度各国の状況について詳述するという方法を取っており、現代史をはじめて勉強する受験生の皆さんにはナビゲーターの方がお薦めです。

全体的には受験参考書として真面目な内容で信頼できる反面、青木先生ほどのダイナミックさがない印象であることも事実で、個人的には青木先生のものが合うのですが、もちろん受験生一人一人にとっての使いやすさとは次元の違う話です。

従いまして、


【ある程度力のある受験生→実況中継】

【基本から固めさせたい受験生→ナビゲーター】



ということになります。

私の教室 では、それを納得させるため、自分の目で比較検討できるよう、両方とも全巻揃えて、生徒には貸し出しもしています。

■■■

ということです。 生徒諸君!もし直接、ききたいことがあれば、genio先生のブログにコメントして下さい。(もちろんこちらでもOKです)

→『試験に出る!!時事ネタ日記』  ガンバレ世界史受験生!


http://tokkun.net/jump.htm 

ナビゲーター世界史B 新課程用』鈴木敏彦
山川出版社:231P:980円



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
世界史 (ふる)
2006-11-02 13:21:04
受験生諸君に対してはいかがなものかと思いつつ、

自分が受験勉強してその後の人生で役に立った
一番の科目は世界史だったと思います。

温故知新という言葉は伊達にある訳でもなく、

人間とはどのような生き物なのか?
将来どう行動するのか?

それを教えてくれるのは歴史です。

と似合わないことを書いておいて(笑)
しかもVIVAさんには釈迦に説法で失礼しました。

著者の名前に見覚えがあって・・・(以下省略)
返信する
ふるさん (VIVA)
2006-11-02 13:43:59
これまた、お久しぶり~!

Welcome back!

アメリカ行きの、餞別をもらっておきながら、コメントで、“おみやげ”のことをいっさい話題にしないのが、ふるさんらしいわ~。まいった。(うそ、うそ)

いかがでしたか、選挙が近くて忙しいとブッシュは言っていたんじゃないですか?

冗談はともかく、またこれから時々お越しください。私もおじゃま致します。
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