降って来るもの

写真と散文とぽえむ

ふるさと行脚~沈黙のLOVEで~

2021-08-06 05:17:09 | ふるさと

               光りと翳のパッチワークを

 

 梅雨明けから連続して続く30℃越えの日々。今日の予報も”危険な暑さになる”だったが、そんな炎夏の焔暑になった昨日の午前中に、九十九折の村道を掻き分けるように、光と翳のパッチワークを手繰るように、ふるさとの静寂の地に向かった。

生まれ育った村はこの山(袴岳)の麓にある

 全5回の3回目の草刈りに出向いたのだ。きっとあの避暑地なら適温の27℃前後だろうと楽観視して赴いたのだが、真っ先に見た温度計の赤い水銀柱は何と”29℃!!”の線上に在る。赤い棒がそんなところまで届いているのを見るのは、恐らく初めてかも知れないという驚愕の数字だった。

 現住所より本籍地の気温が常に5~6度低いのは疑いようのない事実なので、してみれば、今住む場所はきっと”猛暑日”の耐えられない暑さに浸っているに違いない。

強烈な陽射しを浴びながら、木槿は咲く!!

 気分を入れ替え、準備万端に整えた午前10:30、草刈り機を始動。大量の汗を搾って、一気呵成に(休むと次の気力が奮い立つか?なので)30分で予定の面積の刈込みを終了する。満タンにしてきた草刈り機の燃料にも、自由人故の時間にも余裕はまだまだあるのだが、如何せん、気力と体力が早くも限界線に到達したので、近頃の”座右の銘”「無理は禁物」に素直に従い、本日の草刈り行脚は此れにてお開き!!にする。

 心配ない。明日も明後日も、多分、秋の爽やかなkazeや風景にもきっと出会える筈だと高を括る。

 魔法瓶にしこたま氷を放り込んで持参した”ブラックcoffee”と、半分凍らせたペットボトルの水を交互に口にして渇きを癒す。清水のように湧き出し、滝のように流れる汗であっという間にタオル2本は汗浸しになる。

作業後は、暫く木陰で休憩を。細やかな戦士の休息だ。広場を吹き抜けるKAZEが火照った体に心地よい刺激を与えてくれる。”値千金”の風にゆったりと吹かれ、昂揚した気分と、疲れのピークが治まったら、再び喧噪の巷へと帰還しよう。

     

    

 

     ふるさと行脚~沈黙のLOVEで~

 

俗の巷で息苦しくなったら

何かと口実を付けて

僕は在るべき場所へと

patchworkの光と翳を手繰る

 

深いumiの底のように

高いsoraの極みのように

ozoneの森の坩堝のように

いつでも

沈黙のloveで抱擁してくれる

hahaなる風景へ

 

束の間の充填を終え

inochiのエキスで蘇生したら

宿命の雑踏へ,俗の巷へと

再び踵を返す

 

2021 08/06 06:30

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ミルク)
2021-08-06 12:17:39
ご無沙汰しました。

暑い中、草刈り作業お疲れ様でした。
光と翳のパッチワーク 素敵なネーミングです♪
お大事に!! (まんぼ)
2021-08-06 20:46:09
こんばんわ!お久しぶりです。

僕の草刈りなど比較にならない手術と療養。書く言葉を思い付かなくて、素通りしてしまいましたが
コメント頂いて恐縮しています。
記事を読んでいると、体質遺伝はやっぱり有るのだと・・。してみると僕は、若しかしたら両親から糖尿病の遺伝子を受け継いでいるかも・・です。
何れにしても、生きている間に我が身に起こることは、受け入れるしかないですよね。
お大事に!!です。

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