丹沢・山ものがたり「丹沢蛭ヶ岳は、虫か帽子か仏かニンニク、ノビル、スゲグサ、それとも太陽の位置??」


「丹沢蛭ヶ岳は、虫か帽子か仏かニンニク、ノビル、スゲグサ、それとも太陽の位置??」

【略文】
 蛭ヶ岳の名は「虫のヒルがいる」、「植物のヒル類が生えている」、「山の
形が坊さんがかぶる毘盧帽子に似ている」、「山頂に毘盧舎那仏をまつって
ある」などの説があります。しかし蛭ヶ岳で山ヒルに血を吸われたという
話は聞かないといい、植物のヒル類もあまり多くないとされることから、
毘盧舎那仏説が有力視されています。


 しかし、山村民俗の会発行の「あしなか41輯」(1954年(昭和29)
刊)に、山村民俗の会会員の釜井盛四郎氏の記事に、蛭ヶ岳でヤマ
ヒルにとりつかれた話が載っています。それを見た植物学者で登山
家の有名な武田久吉博士は、次のように付記しています。


 「未だかつて山蛭を見たことがないので、もう絶えたものかと山
と渓谷社発行の『丹沢の山と渓』に記したが、釜井氏の記事によっ
て、根絶しなかったことを知った。蛭ヶ岳の名は、私は今日では、
むしろ山蛭からつけられた名だろうと考えています」ヤマヒル説を
称えています。・神奈川県山北町と津久井町との境




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山の談話室。「四阿山(あずまやさん)と猿飛佐助」



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さてきょうの山の談話室は
▼「四阿山(あずまやさん)と猿飛佐助」


【概略文】
 四阿山(あずまやさん)山頂には東側を向いた上州祠と、南側を向い
た信州祠が建っています。信州祠は長野県側山ろくの真田町の里宮・山
家神社の奥宮です。ここは信濃国の豪族真田氏の信仰が厚かったとこ
ろ。


 真田氏といえば、豊臣秀吉の知将といわれた真田幸村の家来の真田
十勇士。なかでも忍術の猿飛佐助もこのあたりで修行したと言い伝えられ
ています。佐助は、山頂南下の鳥居峠のふもとの郷士鷲塚家の生まれ。
最初鷲塚佐助といっていました。


 いつも山中で猿などと遊ぶうちに、甲賀流忍術の「大名人」戸沢白雲
斎に見出され、ミッチリと修行。甲賀忍者の免許皆伝をもらいます。そこ
へたまたまイノシシ狩りに来た真田幸村と出会い、家来になったという。
佐助の猿のような軽い身のこなしから「猿飛」の名をもらい、猿飛佐助幸
吉(ゆきよし)と名乗りました。


 佐助は幸村の側近くで仕え、神出鬼没の大活躍。諸国を巡り情報を
収集、徳川の武将とも対決し最後は夏の陣で討死にしたことになってい
ます。長野県須坂市と群馬県嬬恋村との境。


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丹沢・山ものがたり「檜洞丸山頂・寒田神社の石祠」


「檜洞丸山頂・寒田神社の石祠」


【概略文】
 檜洞丸山頂には石の祠があり、その中には石仏のような穏やかな
石神が鎮座し、大山祗神を主祭神に猿田彦神、大己貴神を祀ってあ
ります。そもそもここには山伏が建てたものか、祠がひとつあった
という。


 いつの時代か山頂清掃の時、偶然に朽ちたその祠が発見されて改
築されました。その後、毎年5月の最終日曜日に行われる、西丹沢
の開山祭の安全登山の祈願場所として、1972(昭和47)年にいまの
祠を建立。かつては開山祭は檜洞丸の山頂で開催され、松田総領に
ある寒田神社の宮司が登山、祠の前で祝詞をあげていました。


 そのため、この祠の裏に寒田神社の銘が彫ってはあります。しか
し寒田神社の奥ノ院ではないという。開山祭の儀式はいまはバスの
終点で、登山口でもある西丹沢自然教室の前で行っています。
・神奈川県山北町と相模原市の境




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山の談話室。「中央線猿橋駅百蔵山・ここにもあった桃太郎のはなし」



▼「中央線猿橋駅百蔵山・ここにもあった桃太郎のはなし」

【概略】
 JR中央本線猿橋駅の北方にある百藏山は、かつては桃倉山と書か
れ、昔はふもとにモモの木がいっぱい生えていたという。高尾方面から大
月へ向かうと、梁川駅の北側には犬目という地名があり、さらに鳥沢駅、
猿橋駅とつづきます。


 そして大月駅南方都留市に九鬼山があります。モモ、サル、イヌ、鳥
(キジ)、鬼とつづけば「桃太郎」です。九鬼山から追い出された赤鬼が、
大月駅近くの岩殿山にすみつきましたが、自暴自棄。大酒を飲んでは、
ふもとから金銀財宝を盗んだり、女性や子どもをさらったり、牛や馬を食
べたりして、村びとから恐れられていました。


 そんなころ桃倉山から落ちた桃が洗濯をしていたおばあさんに拾わ
れ、桃太郎が生まれました。桃太郎はおつけだんごを作ってもらい、猿、
犬、キジを家来にして、岩殿山に鬼退治に出かけました。


 地元にも、「桃太郎ここらで伴や連れにてけん、犬目、鳥沢、猿橋の
宿」という歌があるそうです。
・山梨県大月市。
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山の談話室。「雪がなくても白い・草津白根山」


▼「雪がなくてもシラネ山・草津白根山

【概略文】
 草津白根山は、草津にあるのでほかの白根山と区別するため草津
白根となっています。ここの白根は、雪が積もっていなくても、爆発の
あとや火山灰、火山礫などで白雪のように輝いて見えるのでその名があ
ります。


 ちなみに草津白根のクサツは、石油の古語「くさうづ(くそうず)」(くさみ
づ・臭水)から生まれた地名だという。この山はいまも活動を続けている活
火山の白根山(2160m)と、古い活火山である本(もと)白根山(2171
m)がならんでいて、そのすぐ南に三角点のある2165mのピークがありま
す。


 また白根山のすぐ北にも2138mのピークがあり、登ってみてもどれが
白根山・本白根山の頂なのかはっきりしない山です。白根と本白根の間
には逢ノ峰(あいのみね・頂上には巨岩がある)もあって、これらの峰々の
総称が草津白根山なのだそうです。


 東山麓には草津温泉があって、西の山腹には万座温泉、そして北は
横岳から志賀高原へと続く地形です。
・群馬県草津町。




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