野山と田園の画文通信・漫画家【とよだ時】の山中徘徊記
山のふみあと日記
某月某日 「南アルプス・塩見岳の伝説」
3某月某日「南アルプス・塩見岳の伝説」
塩見岳は昔、荒川岳とか間ノ岳とか呼んでいたという。しかし同じ
山域に荒川三山、白根三山の間ノ岳があります。
そこで古くから地元で使われていた「塩見岳」に統一したという。
ところで塩見岳とは??。山頂から太平洋の潮が見えるからとか、
弘法大師が山頂から太平洋の塩を呼んだとの説もあります。
「冬の空気の澄んだ日、山頂から確かに見た」という人もいます。
また建御方神の伝説もあります。
この神は古事記に出てくる大国主命の子で、諏訪神社の祭神。その
神がたまたまこの山のふもとを通りかかり、鹿塩の渓谷・塩川で塩
を見つけたので源頭の山を塩見岳というとの説があります。
いずれにしても、山麓には塩湯、鹿塩、塩原、大塩小塩など地名が
ずらり。塩見はもしかして「塩味(しおみ)」では?※?×!?。
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