山のはなし「長野県・飯縄山の石仏」

こんにちはとよたです。きょうも「山のひと口ばなし」をどうぞ。

▼山のはなし「長野県・飯縄山の石仏」

長野県北西部にある飯縄山は、江戸時代末期まで戸隠山、小菅山と
ともに信濃三大修験道場のひとつでした。かつてキツネに他人の運
命を告げさせる邪法「飯綱(縄)の法」を使う修験者がいましたが、
その本源はここ。この法は一時、為政者の尊崇を受け飛ぶ鳥を落と
す勢いだったそうです。

しかし、やっていることが人を惑わす呪法。世間から恐れられ、嫌
がられていまは消滅、面影もありません。5月の連休、飯綱山頂は
快晴でした。妙高岳が大きい。ポカポカ陽気、残雪のなか、あくび
をかみころすのに忙しい。飯綱は飯砂で「天狗の麦飯」といわれる
土のなかの細菌のことという。飯縄山頂には石仏と小祠だけ。その
直下に飯綱(縄)大神の石像がポツン。

飯綱権現(大神)は荼吉尼天を祭るとされ、石像はキツネに乗る羽
のはえた鼻の高くない小天狗姿。名前を飯綱三郎といい、日本八天
狗のひとつで、三郎とは京都の愛宕山太郎坊、滋賀県の比良山次郎
坊」に次ぐとされる天狗。小天狗姿ながらどうしてどうして大物天
狗なのであります。 ・長野県長野市と同県上水内郡飯綱町との境。

※画像・場所・交通・三角点の詳細・緯度経度・文献などは下記。
http://toki.cool.ne.jp/merumaga/maga-illust/07nohi/07nohi.html

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発行者:とよた 時(山岳遊モア漫画家)
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