某月某日「奥秩父金峰山麓長野県川上村の石仏」

某月某日「奥秩父金峰山麓長野県川上村の石仏」

 

道の辻などでよく見かける馬頭観音の石塔は、農作業の大切な動力
として働いた馬を供養するために建てたもの。


この信仰は弘法大師が唐へ修行に行ってから日本に伝わったもの
で、鎌倉時代、武家社会の中で流行したとのこと。


いまのように道ばたに建立するようになるのは江戸時代中期から。


のち、農家で飼う牛の数が増えるにつれ、馬だけでなく牛を供養す
る「牛頭観音」も出現しました。


高原野菜の主産地として有名な長野県川上村川端下地区にも馬頭観
音と牛頭観音がならんでいます。


ここは農耕の神としてあがめられた金峰山(きんぷさん)のふもと
で、千曲川の源流の台地です。


ここはかつて川の下流一帯・北信濃地方の人までが金峰山へ参拝の
ため訪れにぎわった道だという。


1988年(昭和63)建立の新しいものも混じって石碑群はいまでも供
物が絶えず、耕耘機やクルマの行き交う村道を見下ろしています。
・長野県川上村

 

 

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★おわり
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