けふもコツコツ与太ばなし。「ＪＲ中央線・塩山駅の塩の山」

▼「ＪＲ中央線・塩山駅の塩の山」


【概略文】
　山梨県甲府市塩山の名のもとになっている塩ノ山。主にアカマツの木
に覆われ、ハイキングコースもあります。塩山駅から１キロのところにあり、
ここから昔、塩が採れたと古書にあります。ところが山梨大学の地質学調
査では、この「塩ノ山」から岩塩が採れるという可能性はないという。


　ではこの山の名前の「塩」とはなんだ？他にこんな説もあります。この山
は平野のなかにポツンと盛り上がった山です。こんな山に登ればふつう
四方がよく見渡せます。そのため、「四方の山」と呼ばれたのが「しほ（お）
のやま」になったという説です。


　一方、別の説を述べる人もいます。平安前期の『古今和歌集』などの
枕ことば「しほの山」、「さしでの磯」などがからんで、難しい話になってい
きます。


　また昔、レイラボッチ（デーラボッチ）が、ふたつの山を棒で荷ってきま
したが、棒が折れてしまい、ひとつは塩ノ山に、もうひとうは石森山（山梨
市駅の南）になったという伝説もあります。
・山梨県甲州市（旧塩山市）。




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