腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



今日で2月も終わり。

これから一雨毎に暖かくなる季節。

振り返ると、今年の大阪の冬は暖かかったように思えます。
やはり温暖化の影響なのでしょうか?

聞いた話によると、地球が温暖化になると全体の気温は逆に下がる傾向にあるらしい。
詳しくは解らんが。

ま、この変な気候は何らかの異常と言えるのでしょう。


話は変わって、某国の前財務金融担当大臣が辞任した件で思い当たったことがあります。

飛行機の中でお酒をガバガバ飲むと、普段より酔いが回るのをご存知か?
(某前財務大臣が機内で飲酒をしたかどうかは定かでない)

実は飛行機内の気圧は約0.8~0.85気圧に保たれています。
(法律では0.75気圧以上と定められています)
何故かというと...

飛行機の飛行高度は約10,000メートル~12,000メートル。
天候などにより時には13,000メートル以上を航行することもあります。

その場合、外の気圧は0.16気圧しかありません。
ということは、機内の気圧の方が圧倒的に高いので、機内の内側には相当な力がかかっています。
窓ガラス1枚に対して約500kgの力がかかっているとか。

機内を平地と同じ気圧(1気圧)に上げたら、ガラス1枚に約700kgもの力がかかるので、乗客が不快にならないギリギリまで気圧を下げているそうです。

離着陸時に耳がツーンときますが、あれは機内の圧力を上げたり下げたりしているからです。

前置きが長くなりましたが、0.8気圧というと機内は2000m級の山頂とほぼ同じ。
そこでの飲酒は、平地の3倍ほど酔いが回ります。

「機内の酒はタダだから」と調子に乗ってガブガブ飲んでしまうと、旅先の空港で記者会見できないほど泥酔してしまうので気を付けましょう。


そして機内ではトイレに立つ意外は絶対にシートベルトは着けておくように。
シートベルト着用サインが消えたら座席のアチコチで“待ってました!”のごとくカチャカチャと外す音が聞こえますが、自殺行為です。

親の仇のように慌てて外す人を見たら横目で見ながら
「愚かな民よ」と思って下さい。
(決して口に出さないように)

ギューギューにきつく締める必要はなく緩く締めておけば苦しくないので、常にベルトは着けておきましょう。
それだけで助かる可能性が飛躍的にUPします。


飛行機がテイクオフした瞬間(タイヤが滑走路を離れた瞬間)とタッチダウンの瞬間(タイヤが滑走路に着いた瞬間)にチラリと腕時計を見て時間を確認し、一人納得した表情をすると旅慣れている飛行機通に思われます。


最後に一つ。


CA(キャビン・アテンダント)さんを

「おねえちゃん!」と呼ばないように。


機内マナー向上委員会東大阪支部副書記長兼腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
小学生の頃、学校の先生を「おかあさん!」と呼んでしまったことないですか?
あれはかなり恥ずかしい。

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