欧州最大の原発で火災、ロシア軍の攻撃で＝ウクライナ当局者 3/4(金) 9:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/661bc608bf02fe1ab2738c4c52cde85f4b83bec8
［４日 ロイター］ウクライナ南東部にある欧州最大規模のザポリージャ原子力発電所で４日未明、ロシア軍の攻撃により火災が発生している。原発に近いエネルゴダールの市長がオンラインの投稿で明らかにした。
市長はこれより先、原発近隣でウクライナとロシア軍の激しい戦闘が起きているとしていた。
対話アプリ「テレグラム」への投稿で「欧州最大の原発の建物や設備に敵が砲撃を続けた結果、ザポリージャ原発で火災が起きている」と述べ、世界の安全が脅かされているとした。詳細は不明。
ウクライナ当局はこれより先、ロシアが同原発の制圧に向けた動きを強め、戦車で市内に入ったとしていた。
（10時半の報道で、放射線量の上昇が確認されたとされるが、今のところ、リアルタイム線量情報に変化は見られない）
https://www.saveecobot.com/en/radiation-maps#10/47.3225/38.1377/gamma/comp+cams+fire
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https://jp.reuters.com/article/ukraine-nuclear-plant-idJPKCN2L100N
https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000246599.html
ロシアによるウクライナ侵攻で、戦時下に「原発を守る」ことの難しさが浮き彫りになっている 3月1日
https://wired.jp/article/ukraine-russia-nuclear-power-plant-chernobyl/
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原発建設に反対する理由は、
① 戦争に用いられる核兵器開発と重なっていること
② 戦争の標的となる可能性が強いこと
③ 震災や火災、台風、竜巻など自然災害に遭ってもメルトダウン事故の可能性があること
④ 人為的なミス、操作設計上の問題によってメルトダウン事故の可能性があること
⑤ ひとたびメルトダウン事故が起きたなら、1000兆円でも解決できない可能性が強いこと
⑥ 放射能で被災した人々には、恐ろしいほど残酷な結末、奇形や死が待ち構えていること。汚染された地域で、膨大な胎児の死亡が起き、遺伝子障害は数十世代も続くこと。
⑦ 放射能汚染が地球規模であり、危険性が消えるまで天文学的な時間が必要なこと（セシウム・ストロンチウムの毒性が消えるまで300年以上、プルトニウムは20万年以上、ウランXは数百億年）
などであり、こんな破局的事故は1000万年に一度しか起きないと原発推進側が説明してきたが、それは真っ赤な嘘であり、実際には10年に一度起きていること。
私は2月12日のブログに以下のように書いた。
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1764.html
原発のメルトダウン「破局事故」は、かつて1000万年に一度しか発生しないと政府や電力企業によって強調され、原発建設の根拠とされた。
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/428
だが、実際には、原発70年の歴史で、究極の破局事故であるメルトダウン事故でさえ、スリーマイル・チェルノブイリ・フクイチと三回発生し、フクイチが4基の原子炉を崩壊させたことを思えば、7回の破局事故が起きている。
つまり、10年に一度、破局的放射能事故が起きている。
フクイチ事故から2022年で11年目になる。世界最初の原子力発電所は、1954年6月に運転を開始したソビエト連邦のオブニンスク原子力発電所であり、今年で69年目になる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80#:~:text=%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82-,%E6%AD%B4%E5%8F%B2,%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%80%82&text=%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB,%E7%82%89%E3%81%8C%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%82%89%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%80%82
ならば、次の原子炉破局事故は、確率上の必然性から考えて、今日明日にも発生すると身構えるべきだ。
実際問題として、間違いなく、ファッシズム国家である中国や、産業事故多発国である韓国が巨大原発事故を引き起こすのは時間の問題といわねばならない。
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引用以上
このときは、ロシアによるウクライナ侵攻は報道されておらず、まさか戦争でウクライナの世界最大の原発が標的として攻撃されるなどとは、まったく予想していなかった。
だが、本日それが起きた。周辺の放射線量が上がり始めている。
もし、運転を止めているとしても、放射能汚染を起こさないためには、100年単位の強制冷却が必要であり、冷却系統の電源や設備が破壊されたなら、その汚染は世界規模となり、人類の未来に、1963年の大気圏核実験と同じ恐怖のリスクを与えるのだ。
戦争を止められない愚かな人類に、原発を造らせてはならなかった！ 核を与えてはならなかった！ アインシュタインよ、墓場のなかで人類が放射能で滅亡してゆく姿を見るがいい！
私は、チェルノブイリ原発にロシア軍が侵攻したニュースを見てから、自分の測定器を再点検し、知人友人に放射能測定を呼びかけている。
繰り返すが、冷却系が破壊されれば、数十時間でメルトダウンが起きる。その前にベントで放射能汚染が起きる。爆破弁やECCSが作動しても地球規模の汚染を食い止めることは不可能だ。
このままゆけば、メルトダウンを避けることは絶望的である。仮に電源設備が破壊されたなら、ECCSが作動し、空気冷却するが、予備電源を利用できるとしても、メルトダウンまでのタイムラグは三日程度しかない。
世界最大の原発なので、放出される放射能は、北半球全域を汚染する可能性がある。
食品や水などを大量に備蓄してほしい。