もちろん、最悪の事態は核戦争であり、出口王仁三郎による、
「日本に対する核攻撃によって、人口の2%程度しか生き残れない」
との予言が、もしかしたら、今年成就する可能性があると、前回のブログで紹介した。
今日は、その次に恐ろしい事態、全人類の飢餓が迫っている可能性が高いことを考える。
以下は、昨年末の日経(有料記事なので一部だけ)
世界の穀物、中国が買いだめ 過半の在庫手中に チャートは語る 2021年12月19日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM13CUD0T11C21A2000000/
すでに、当ブログで何度も書いたが、一昨年から今年にかけで、あらゆる商品の価格が上昇していて、わけても食品と石油製品の値上がりが、「暴騰」と表現したくなるほどのレベルであることに、本当に身を切られる痛い思いをしている人が多い。
その理由について、中国共産党が、世界中の食料を爆買いして備蓄していることにあると何度も指摘してきた。


世界人口の2割しかいないのに、中国は、世界の食糧在庫の半分を自国に積み上げた。
これは何を目的にしているのか? それは習近平の台湾軍事侵攻によって、中国への食料輸出が禁止される事態に対する予防措置と考えるのが唯一の結論である。
習近平は、すでに昨年の段階で、ロシアによるウクライナ侵攻と、中国による台湾侵攻をプーチンと共謀し、さまざまな準備対策で合意していた可能性が強い。
ならば、中国によるロシア支援を目的にしたウクライナ軍事侵攻も、すでに計算済みの事態であって、世界中の制裁を念頭に、すでに食料対策を終えていることで、本当に台湾と尖閣に対する軍事侵攻が行われると考えるべきだ。
台湾 中国近くの離島で軍事演習 侵攻時期明かす露機密文書流失で警戒高まる 2022年3月20日
https://www.ntdtv.jp/2022/03/55731/
アメリカは、ロシアによるウクライナ侵攻と、核使用に緊急対処する準備を迫られていて、ほぼ全兵力の動員が必要になるので、台湾防衛に割くような軍事能力の余裕がない。
そのアメリカ軍事能力の隙をついて、尖閣諸島と台湾に軍事侵攻するのが、習近平とプーチンの合意事項であった可能性が強い。でなければ、全世界の半分の穀物備蓄を二年以上かけて行ってきた理由が説明できない。
建前は「中立」、本音は「親露」 中国共産党の二枚舌
https://www.epochtimes.jp/p/2022/03/88846.html
新唐人テレビは、「今週にも習近平が台湾に軍事侵攻する」というロシアの文書を公開し、その信憑性を検証しているところだと伝えた。
もし、それが本当なら、これから数日、あるいは数十日の間に、中国軍による尖閣諸島上陸とともに、台湾軍事侵攻が起きるはずなので、日本で食料やトイレ紙などのパニックが起きるのは必然ということになる。
すでに、今年後半、正真正銘の食糧危機が勃発し、戦後初めて日本における大規模な飢餓が発生する可能性を繰り返し警告してきた。
我々がやるべきことは、数家族の仲間と結託して、過疎の山村で「ダーチャ」を作ることだと主張してきた。
可能なら5月までに一反程度の土地を取得して、耕耘し、馬鈴薯を植え付けるべきだ。
ダーチャ(家庭農園)の薦め 2022年03月16日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1796.html
予測される食糧危機が本格的なものになる可能性が、ますます高まっている。
理由は、マウンダー極小期にも例えられる小氷期が近づき、世界中の火山噴火により、成層圏の汚染から、ピナツボ冷害に匹敵(もしかした、その数倍以上)する冷害と大干ばつが起きる可能性が強まっているからだ。
米海洋大気庁が、アメリカ西部から中部の全土の60%近くが「7月まで雨がほぼ降らない極端な干ばつ」と予測。その一方で東部では春の洪水リスクが高いと発表 2022年3月20日
https://earthreview.net/megadrought-will-persist-in-us/
ロシアやウクライナを始めとして、多くの国や地域が穀物や食糧油などの輸出禁止の措置をとりはじめている中で、今後の食糧危機の懸念が高くなっています。
今後、仮に、日本が多くの穀物を輸入しているアメリカやカナダ、あるいはオーストラリアの農作状況が「悪くなった場合」は、これまで食糧難とは無縁だった日本も、かなり厳しい状況に陥りかねないということを最近書きました。
前回の記事では、オーストラリアで「洪水」によって農作物に壊滅的な被害が出たことにふれました。
https://earthreview.net/total-crop-losses-in-nsw/
そうしましたら、 NOAA (アメリカ海洋大気庁)が、今年のアメリカの気候状況についての展望を発表していまして、「アメリカ西部から中部では、6月が終わるまで、ほぼ雨が降らない」
という強力な干ばつ予測を出していました。
以下のマップの「茶色」の部分が、6月30日まで「干ばつ状況が悪化する」という予測が出された地域です。アメリカ西部から中部のほぼすべてとなっています。
2022年春のアメリカの干ばつ予測

農作で 4月から 7月というのは、最も降雨が必要な時期だと思いますが、上の茶色の地域では、その時期に「ほぼ雨は降らない」と NOAA は予測しています。
その一方で、残りの地域では「洪水のリスクが高い」とも発表しています。
この通りになりますと、今年のアメリカの農作状況はかなり深刻になる可能性も出てきています。地域によってどんな作物が生産されているかにもよりますが、作物によっては、壊滅的になる可能性もないではないかもしれません。
こうなってくると、アメリカからの穀物(特に小麦)の輸入に大きく依存している日本の秋以降の食糧危機は本格的になる懸念もあるかもしれません。
NOAA のニュースリリースをご紹介します。
春の展望:気温が高い状況の中で干ばつが拡大する
Spring Outlook: Drought to expand amid warmer conditions
NOAA 2022/03/17
https://www.noaa.gov/news/spring-outlook-drought-to-expand-amid-warmer-conditions
NOAAは本日、米国の春の見通しを発表し、2年連続で、平均以下の降水量となる可能性が最も高い米西部での長期にわたる持続的な干ばつを予測した。
国立気象局の一部である NOAA の気候予測センターは、4月から 6月にかけて、米国のほとんどの地域で、南西部から東海岸、北中西部からカナダ国境までの平均気温が平年を超えると予測している。
NOAAの気象予測センターの運用予測部門の責任者であるジョン・ゴッツシャルク氏は、次のように述べている。
「米国の 60%近くが軽度から極端な干ばつ状態を経験しており、これ 2013年以来の米国で見られた最大の範囲です」
最近、ノースカロライナ州からフロリダ州の一部を南下する地域で短期間の干ばつが発生した。乾燥した状態は、特に強風が存在する場合、南西部の平野と南部の平野、および中央部北の平野で山火事のリスクを高める。
南西部の干ばつ状態は、夏の終わりのモンスーン降雨が始まるまで改善する可能性は低い。
米国の半数以上がこの春、平均以上の気温を経験すると予測されており、ロッキー山脈南部と平原南部では過去最高の気温となる可能性がある。太平洋岸北西部とアラスカ南東部では、平均以下の気温の可能性がある。
平均を上回る降水量が予測されるのは、五大湖周辺、オハイオ渓谷、大西洋中部、アラスカ西海岸の一部となる。
降水量が平均を下回るのは、中央部の大平原地帯、南西部、ロッキー山脈中央部、南部、および中央部で予測される。
春の洪水リスク
米国本土の東半分の大部分(南東部、テネシー渓谷、ミシシッピ川下流域、オハイオバレー、五大湖の一部、ミシシッピ川上中流域を含む)全体に、軽度から中程度の洪水リスクがある。米国西部では、春の雪の融雪が洪水を引き起こす可能性は低い。
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引用以上

日本人の主食は、7割が白米ということになっているが、実際にはパン食の割合がもっと高い実感がある。小麦製品の割合でいえば、25~30%である。
この過半数を、日本政府はアメリカから買っている。
そのアメリカの小麦生産地帯=中西部が大規模な干魃を約束されていることになる。
世界の小麦の生産量の3割を、ロシアとウクライナが占めていることは、すでに書いた。
迫り来たる食糧危機の跫音 2022年03月15日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1795.html
戦争による凄まじい打撃が約束されているのに加えて、アメリカでは干魃、そして全地球規模での寒冷化が加わる可能性が非常に強い。
昨年の福徳岡の場噴火・パプアのマナム噴火・トンガのフンガ・ハアパイ噴火は、いずれも成層圏を超える巨大噴火であり、1991年のピナツボ噴火に匹敵するといわれる。
この火山ガスが成層圏を汚染したため、日射量が減少し、今年は冷害=農作不振が約束されているといえよう。
トンガ巨大噴火と小氷期突入 2022年01月21日
http://tokaiama.blog69.fc2.com/blog-entry-1743.html
これに加えて、小氷期寒冷化が始まっている可能性が強い。こんな危機は、戦後初めてのことで、生きている日本人の誰も経験したことがない。
どうやって克服するのか? 行動を起こす時期が来ている。