リカバリー志向でいこう !  

精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

2010年の課題

2010年01月01日 | Weblog
あけましておめでとうございます。

昨年は多くの方に大変お世話になりました。
いろんな出会いがありました。
皆さんにであえて感謝です。

MustとWillとCanの重なるところ・・。
自分のすすむべき方向が見えてきた一年でした。

2010年は私個人にとっても社会にとってもこれからの10年を決める年です。
皆が同じ夢を見ていた経済成長、大量生産大量消費の時代から、こころの豊かさを大事にして個人として独立しつつもお互いを思いやりネットワークでつながっていくというキュアからケアへのパラダイムシフトがすすむ10年でしょう。
団塊の世代が続々と高齢者世代に入ります。
少子高齢化ももっとも急な上り坂をのぼります。
家族のあり方も大きく変化しています。
社会の制度、思想、認識、いろいろなものが動きはじめる予感がします。

社会のニーズ、そのために必要な能力、方法もなんとなくわかってきました。
あとはモチベーションを維持してやるだけです。

自分の体をつかって壮大な実験をしたのはお釈迦様ですが「自分を知り乗りこなす。」というのは自分にとっても永遠のテーマです。
対象に入れ込みすぎて燃え尽きたり、気分の波や過集中の後の疲労したりというパターンに翻弄されがちでした。
身体論的にも自分の体の声をもう少し聞き使いこなせるようになりたいと思っています。
安定したパフォーマンスを発揮するのに苦労していますが、まず運動の習慣をつけて体力をつけます。
体に入れるもの(食べ物、情報)に気を使います。
そして昼寝も含め十分な睡眠をとります。
仕事にHigh/Lowのメリハリをつけ、ワークとライフのマネジメントをします。
一つ一つの仕事にとどめを刺します。
どうしても苦手なことが自分の周りに集まらない仕組みを作ります。
ケースワークとソーシャルワークをバランスよく行います。

よろず相談→自分の全てを総動員の診療をつづけます。
そして心と体、社会をつなげるメディア(媒介)としての役割を果たします。
社会にだれもが居場所をもてるような活動をします。

インプットは続けながらアウトプットの比率をもう少し高めたいと思います。
そして本をだします。
情報をまとめ発信することでNQ(Network quotient)を高めます。
ケアする人のグループスーパーバイズ、コミュニケーションの器としての地域精神医療をつなぐメーリングリストをつくり育てます。
大北地域の在宅医療の仕組み、ネットワークをさらに整えます。
精神保健指定医をとり地域の精神医療により貢献します。
大学院(通信でも可)に行ってアウトプットの仕方の作法も学びたいですが、これは来年以降の課題です。
その準備をします。


ところで・・。
北アルプスのふもとの町で地域医療(運動)を一緒にやってくれる人を募集しています。

今年もよろしくお願いいたします。


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