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精神科医師のブログ。
弱さを絆に地域を紡ぎ、コンヴィヴィアルな社会をつくりましょう。

コミュニティカフェの聖地?「うちの実家」

2010年06月23日 | Weblog
NHK福祉ネットワークで新潟のコミュニティカフェが取材されていた。

コミュニティカフェ(定義?)とよばれるものは全国に30000軒あるそうだ。
これには宅老所や宅幼老所も含まれた数だろうか?

地域の中にあってお年寄りが安心して過ごせる場所。
ゲームやおしゃべりをして楽しい時間をすごすお年寄りたちの憩いの場。

子供や障害者もこられるとなれば「このゆびとーまれ」などの富山方式とよばれる宅老所だ。
その活動が実り小規模多機能型として制度化され全国津々浦々に同様の施設も増えている。
民家を改造した介護保険のディサービスとしての場所は私の住んでいるところの近くにも沢山ある。

新潟で13年前にはじまった、こういった取り組みの先駆け。「うちの実家
新潟は地域の茶の間事業などが盛んな土地だが、その中でも5000人を超える福祉関係者の見学もあつめコミュニティカフェの聖地とよばれているらしい。



お年寄りだけではなく、どんな人がきてもいい。
玄関の扉は開けたまま。
いつでも好きなときに来て好きなときに帰ればいい。
居心地のよい空間にしようとさまざまな工夫をこらしている。

介護保険などの施設にせず、寄付金や一日300円の利用料でまかなわれておりボランティアで運営されている。



しかしこれ、野の花と同じコンセプトじゃん。
そして、あきこうまえ茶屋にもつながる発想だ。




喫茶店などでもそうだが、だれか中心となる人(うちの実家の場合は河田珪子さん)の人柄が現れてこういう場が生まれ、維持されているのだろう。

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