みやしたの気まぐれblog

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11月3連休 北東北巡礼 その4「花輪線と小坂製錬小坂線跡」

2012-12-01 18:55:32 | 乗り鉄
11月23日~25日の3連休で行ってきた北東北旅行シリーズ。4回目は前回盛岡駅から乗車した、キハ110系で花輪線へ入るところからです。

花輪線は岩手県の好摩と秋田県の大館を結ぶ非電化ローカル線で、他のローカル線のご多分に漏れず列車本数がとても少ない路線の1つです。ほんの数年前までは、列車がキハ58系、キハ52形で運行されており、JR東日本における国鉄急行形気動車最後の砦の1つでした。現在は全列車がキハ110系化されており、山を越えていく勾配のある路線です。
昨年の1月、秋田から大館まで行ってこの路線を乗車しようとしたのですけど、その時は強烈な寒波の影響で奥羽本線が1時間以上遅れてしまい、奥羽本線からの乗りつぎができなかったので乗車を断念しました。今回は、雪の酷くなる前の11月中であれば大丈夫だろうと、行程に組み込んだ次第です。

花輪線の沿線は、山の中、田畑の中も多いのですが、写真には出していませんけど、意外に市街地っぽい場所も多く通りました。キハ100形よりも輸送力のあるキハ110系2連運用が基本というところからも、前々回に通った北上線よりは時間帯によって需要があるのかも知れません。実際、乗車した列車も松尾八幡平の駅までは、そこそこの乗車がありました。


好摩駅を出て、16年振りに花輪線へと入っていく

沿線は山の中も多い

開けて田畑になる場所もまた多い

小さな待合室。松尾八幡平駅の上り線

松尾八幡平駅の駅名標

さらに山の中へと入っていく

線路上に雪が残っている。見えてきたのは安比高原駅

駅の横の白樺の林。実のところ、私の16年前の記憶に残っている花輪線の風景はこれだけだったので、ここ以外に白樺が無いことに驚いた

沿線では比較的大きな荒屋新町駅

鹿角花輪駅では唯一の列車交換となった

鹿角花輪でもある程度の下車があった。この駅の利用者はここ12年で半減しているようだ。花輪線の利用者も減っているのだろう

やがてスイッチバックの駅、十和田南へ到着

十和田南駅の駅名標。ホームの位置で、次の駅名が書かれるのみで、2駅は書かれていない。こちらが大館方面の行き先

スイッチバックの十和田南で小休止するキハ110系

これから進行方向が変わる。この辺りは平地で山奥でも無いのにスイッチバックになっている。どうも、国鉄になる前の私鉄時代は、ここから三戸へ延伸する計画があったらしい

時間が少しあったので駅舎へ

この地域で見つかった環状列石(縄文時代の遺跡)を復元したものだとか

十和田南駅の外観

好摩方面の駅名標

十和田南を過ぎ、兄畑駅から花輪線により沿ってきた米代川の流れも広くなってきた。昔はこの川の名を持った、急行「よねしろ」があった

終点の大館へ到着

大館へ到着し、当初予定ではすぐ701系の普通列車へ乗り換えて、さらに弘前でも乗り換えて、青森へ向かうつもりでした。しかし、このまますぐに大館を出るのも勿体ないし、車内放送で1時間後に特急「つがる53号」があることに気が付いたので(普通列車の乗り継ぎの方が早く着くけど)、少し大館で時間を潰すことにしました。一応、目的もありましたので。大館にはいくつかの名物がありまして、食べ物としてはきりたんぽ鍋の本場、そして有名駅弁「鶏めし」、さらに忠犬ハチ公の出身地であり、鉄道好き的には近年まで小坂精錬小坂線が残っていたことで知られています。この小坂精錬小坂線の跡地を今回見てきました。

大館駅の側線にいたキハ110系

弘前行きの701系

こちらは秋田方面への701系

大館駅の駅舎側へ移動すると、巨大きりたんぽと神社が

大館出身の忠犬ハチ公を奉った神社。渋谷で主人が死んでも迎えに来続けたハチ公は秋田県で大館出身だった

改札を出ると、巨大なきりたんぽ鍋

駅前にある忠犬ハチ公の像

その後に秋田犬の像

ハチ公像は大館駅を向いている

大館駅の向かいに「鶏めし」で有名な花善の本社店舗がある

私の知る駅弁の中でも、ベスト5に入る美味しい駅弁「鶏めし」。秋田名物の比内地鶏を使った駅弁だ

駅から少し離れ、奥羽本線の踏切をE751系が通過していった

その踏切と反対側方向に、もう1つ踏切があった

かつての小坂精錬小坂線の踏切である。現在は路線廃止のため、踏切としては機能していない

レールは残っていて、通っていく自動車は一応一時停止していくものも多かった(あまり勢いよく走ると振動来るしね)

踏切から線路に入らないように、一応柵がある

踏切の反対側を広角で

線路脇に小屋があった

小屋の中をガラス越しに覗いてみたところ、かつて鉄道員がここで踏切番をしていたのであろう雰囲気がある。廃線は3年前、実際には2008年3月に鉄道は休止されており、すでに4年以上経過している。小坂線は晩年は貨物鉄道だったが、1994年までは旅客鉄道だった

小坂線の廃線跡を見たら大館駅へ戻り、ちょこちょこっとお土産を物色。花善でも駅弁を買って、E751系「つがる53号」へ乗り込み、青森へ向かいました。大館~青森の自由席特急券は900円なので、701系のロングシートを乗り継いでいくことに比べれば、断然楽ちんでした。

日も暮れて、発車を待つE751系「つがる」

E751系の自由席。弘前まではけっこうがらがら。弘前からはそこそこ席が埋まった

せっかく花善本店に行ったんですから、もちろん買います

比内地鶏のスープで味付けしたご飯がとにかく美味い!もちろん比内地鶏の肉も付け合わせも美味しい!

青森駅へ到着。隣のホームには寝台特急「あけぼの」が

こちらは青い森鉄道の701系

跨線橋から眺める。後方の青森ベイブリッジが光る

宿泊先のホテルへ向かう途中、青森市内は雪が降っていました

11月24日の行程はこれで終了。次回からは11月25日の行程に入ります。いよいよ、三陸へ向かいます。
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2 コメント

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名物にもほどがある! (univ)
2012-12-01 22:15:10
駅にまできりたんぽとは!
しかもこんなに巨大なものを(笑)

私は鶏めしと言えば、折尾の東筑軒のなんですが、ベスト5とまで仰るのなら、ぜひ食べてみたいですねぇ。
返信する
Re: 名物にもほどがある! (みやした)
2012-12-02 00:46:53
きりたんぽ鍋も美味しいですよ。久しぶりに食べたいです。今回の旅行時は食べなかったので。

折尾 東筑軒の「かしわめし」も確かに美味しいですね。あれもご飯の味付けが絶妙で。
駅弁は味付けされたご飯の美味しい弁当が好きなのですが、その手の駅弁でしかも鶏好きの人には特にお勧めです。
保存料とか使っていないので、保存が利かない物だから、秋田に行かないとほとんど手に入らないんですけどねえ。
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