みやしたの気まぐれblog

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会津鉄道の日帰り旅 その1

2010-03-03 22:36:18 | 乗り鉄
去る2月28日の日曜日は急遽会津鉄道へ行ってきました。
理由は3月引退の話のある会津鉄道キハ8500系乗車のため。

会津鉄道キハ8500系は元々は名鉄キハ8500系で、新名古屋(現:名鉄名古屋)から名鉄犬山線等を経由してJR高山本線へ入り、高山へ至る名鉄とJRの直通特急「北アルプス」で使用されていました。元々はJRのキハ58系に準じたキハ8000系が走っていたところをJRのキハ85系化に合わせるため、平成3年に製造された比較的新しい車両です。
しかしながら、乗客の減少や電車中心の名鉄にとっては運用がしづらい気動車という問題もあり、わずか10年で運用を終了。その後、会津鉄道へ売却され快速「AIZUマウントエクスプレス」として平成14年から運行が始まりました。会津鉄道では看板列車として扱われ、一時は浅草乗り入れの案もありました。
ただ名鉄時代にも問題になったアメリカ・カミンズ社製のエンジンは国内では整備性に問題があるようで、コストを考えた結果として廃車が決定したようです。現時点で明確な廃車日はアナウンスされていませんが、おおむね3月一杯の運転となる模様です(代替車のキハAT650形の製造が遅れているらしい)。

まずは浅草駅へ。浅草駅で東武鉄道の企画フリーきっぷ「ゆったり会津 東武フリーパス」で喜多方までを購入します。このきっぷ、金額は6990円ですが、実は浅草~喜多方(東武・野岩・会津・JR経由)の片道運賃は4680円でして、往復するだけで元が取れます。それにもかかわらず、下今市~喜多方の乗り降り自由、4日間有効というえらい気前のいい切符です。ちなみに4社線を通る珍しい切符でもあります。
快速「AIZUマウントエクスプレス」は特急スペーシア「きぬ103号」に接続しているのですが、これだと乗り換えが駆け足(3分)になってしまうので、それよりも前の7:10発の快速で鬼怒川温泉へ向かいました。


浅草駅へ入線する東武6050系「快速」

東武6050系の車内。クロスシートのボックスでゆったりしている

電化区間の最北は会津田島で、東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道の3社線を走ることになる

浅草からおよそ2時間ほどで下今市へ到着。ここで後から来る特急スペーシア「けごん1号」を待ち合わせ。「けごん1号」には「YOKOSO! JAPAN」のシールが貼り付けられていました。

下今市で撮影した東武100系 特急スペーシア「けごん1号」

さらに40分ほどで鬼怒川温泉駅に到着。すでに会津鉄道キハ8500系は到着していました。乗車できるようになるまではまだ時間があったので、その間に撮影を開始しました。
廃車が近いと言うこともあり、車体はけっこうぼろぼろ。塗装が所々でひび割れ、錆が浮き出ています。また汚れなどもかなりで、ちょっとこの状態は悲しいですね。ただ、車内はしっかりしていました。

東武6050系と並んだ会津鉄道キハ8500系

塗装の損傷が目立つ

8501のトップナンバー

この日、関東では朝に雨が降っていたが、会津の山奥は雪であった。ドア部分に雪がついている

キハ8501の車内。さすがは特急車両

キハ8501の洗面台

先頭側は前面展望を楽しむことも可能(この位置確保のためにも早く来た)

中間車のない2両編成で運行(中間車1両は廃車済み)

特急スペーシア「きぬ103号」が到着し、この乗客を乗せていよいよ発車する

次回はキハ8500系の前面展望からです
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