川崎の通り魔事件

2歳で川崎に越してきてから、ずっと川崎市民な私です。
ようやく容疑者が逮捕された川崎の通り魔事件、２件目、3件目は私の知っている場所で起きていて、正直嫌な気分でした。

川崎市宮前区、高津区は昭和50年代から住宅地として開発され、東急田園都市線と言う日本で有数の混雑路線を生むほど人口が増えました。平成19年4月時点で川崎市の人口は135万人あまりで、川崎市の人口はこの30年でおよそ2倍になりました。現在、宮前区、高津区とも20万人あまりの人が住んでいます。
一方、川崎市は案外に街の整備は駅周辺以外進んでおらず、住宅地にバスはたくさん走っていますが、道路、鉄道とも人口のわりに少なく、また駅から離れると閑静な場所が多くなります。実際、宮前区には田園都市線の3駅（鷺沼、宮前平、宮崎台）しかありません。

今回の事件、1回目の場所はあまりよく知らないのですが、2回目は梶が谷駅から大分離れた武蔵野南線（貨物線）のガード下、3回目は鷺沼駅からかなり離れた第3京浜（高速道）の下でした。いずれも非常に暗い場所で、辺りに商店はほとんどありません。そういう意味では、犯罪者にとってやりやすい場所だったでしょう。特に2回目の場所はガード下と言ってもかなり長い場所（50m以上はあります）で、夜間は自動車もあまり通りません。

報道を見ている限り、逮捕された鈴木容疑者が犯人である可能性が高そうです。しかし、妻子ある若い男が犯人と言うのは予想外でした。事件の起きている場所から、野川周辺に住んでいる事は予想していましたが、住んでいたのは隣町の久末。しかもだんだんと事件の場所が犯人の住居（久末団地）に近づいていました。おそらく、殺人に快楽を得るタイプで、次第に快楽優先で用心深さを失っていったのではないかと思います。まだ容疑は否認しているようですが、このてのタイプだとおそらく凶器もちゃんと捨てていないでしょう。すぐに物的証拠が出てくると予想しています。亡くなり、傷ついた被害者の為に、一刻も早く事件が解決する事を願います。

これでやっと、嫌な事件も終わってくれるだろうと、多少はほっとしています。願わくば、同じ事件が二度と起こらない事を。