最近、作業所の女性スタッフのEさんと精神分析の話をする機会がありました。
彼女は僕より六歳年上の帰国子女でカトリックを信仰しているというので、話が合うだろうと仕事中に話しかけてみたのですが、学生時代の専門が精神分析だったそうで、実際、僕が専門用語を使っても簡単に理解してくれました。
素晴らしい!
見た目は普通の中年女性なのに彼女のインテリジェンスが言葉の端々に現れるのです。
色々なことを自分の頭で考えてきた人なのだなということが分かるのです。
また、僕が自分は超自我(スーパーエゴ)が強いような気がすると言ったら、超自我が強いという考えは間違いで、自我が弱っているから超自我を強く感じるといった方が正しいそうだということも教えてくれました。
う~ん、言われてみれば、確かにそうかも…。
妙に納得。
さらに、話は性の抑圧や自由連想法や転移についても及びました。
転移については彼女の場合、陰性転移も陽性転移も経験したと教えてくれました。
しかし、精神分析家が逆転移を起こすことはなかったそうです。
彼らはそのように訓練されているから大丈夫なのだそうです。
フロイトの精神分析の対象は主に神経症者で精神病者じゃないよねと言ったら、神経症的な状態が普通の状態と考えるということも教えてくれました。
みんな病気なのだと考えるというので、仏教でもそういう捉え方をするみたいだよと付け加えておきました。
たぶん、彼女は僕の知らないことをいっぱい知っているのだろうな、身近にそういう人がいると頼もしいな、分からないことがあったら聞こうと思いました。
しかもたあちゃんの好きな心理学の事をよく知っている人でよかったね 。
たあちゃんの職場は色々な人がいるけれど、メンバーはしょっちゅう変わるのですか?それとも同じメンバーがずっと続いていくのですか?
全員で何人くらいいるんですか?
どこがどう違うんだろう?
現在でも精神分析って行われてるの?
精神分析ってあまり効果がないって聞いたけれども。終わりがないみたいな。
どんな患者に効果があるんだろう。
今は葛藤はあまりありません。