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動画を見るとほとんどの場合、下水管から降りてから左側(西側)に歩いて行ったので、そちらを丁寧に歩いてみることにしました。ナガバヤブマオやヒメジョオンなどが生えているだけで、タヌキの食べ物になるようなものは見当たりませんでした。「でも、何度も降りて西側に来たのだから、糞はしているはずだ。もしかしたらため糞が見つかるかもしれない」と思っていたら、まさにそれがありました。
見つかったため糞
ここは下水管から距離は150mほどですが、その間ずっと壁面は鉄板で、タヌキが上下できそうなところはありませんでした。
さらに歩いていくと、大きな道路とぶつかり、そこでは川底が少し上がって地面との差が1.1mほどになりました。タヌキがひとっ飛びするには高すぎますが、鉄壁に比べればずっと可能性があると感じました。道路の下は長いトンネルになっていました。
北大通との交差点とトンネル
ここまででわかったことを整理しておきます。
- タヌキは下水管の奥で巣を作って子育てをしている。
- タヌキは夜8時頃から動き出し、3−5時間間隔で巣を離れる。
- ため糞が確認された。
- タヌキが上下できる場所は限られるが、逆に人が降りることもほとんどなく、タヌキにとって安全という意味では利点がありそうだ。
- しかし食物確保はどうなっているか不明である。
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