
上京して初めて一人暮らしをした場所が、武蔵美(武蔵野美術大学)のある小平市でした。春先に引っ越し、農地の多さと砂埃に、東京のイメージとはちょっと違うところだと思ったことをよく覚えています。
それからかれこれ20年ほどになる今年、初めてここにタヌキがいるということを知りました。小平市在住の生態学者、高槻先生が玉川上水に隣りあう津田塾大学構内にタヌキがいて、タメフン場を見つけたというのです。タメフンを見つけたのは関野吉晴さん。探検家で医師、武蔵美の文化人類学の教授でもあります。関野さんが2016年春に立ち上げたプロジェクト「地球永住計画」の一環として、足元の自然や文化を調査していて、私(棚橋)も共同研究者のひとりです。このプロジェクトに高槻先生に指導役として入ってもらい、玉川上水の生き物調査が始まることになりました。