ひねもす日報

このブログももうすぐ開設20年とは

背中に目

2012年04月30日 | Weblog
 昨日空手へ行って先生に、セガレ空手稽古について話をされた。「自分の娘を3才で空手させたけれどまったくダメだったこと」「その後水泳習わせたけれどまったくダメだったこと」から始まり、「母子で先生の空手指導を受けたけれど、お母さんだけ真剣に稽古をして子どもは大抵辞めること」。「自身が北海道の道場で稽古した空手のくせを、本部道場で二年かかって指導し矯正されたこと」。母子教室は、わたしが行っている時間帯は初段や二段を受ける人などがおるから、そこにセガレって厳しいなーと思っていた。親だけ稽古を続けて子が辞める話は、わたしも知った人から体験談を聞いていた。「空手も水泳もダメだったけれど、保育園で歌が好きになり、その後歌をずっと続けている」先生の娘さんの話は、稽古事は子どもがやる気になったものでなくては続かないという当たり前のことを裏付けるもの。空手の癖に関しては、「自分が矯正された二年間が無駄だったと感じるので、セガレ君には本部道場に稽古しに行ったらいいと思うの。近所の町道場ではなくて」と言われたが、そこだけちょっとわたしの考えとは違った。わたしは美しいフォームを習わせて、大会へ出させたいわけではないから。正座して正面に礼から始まって、最後はお互いに礼をして終わること。先輩の前を通らないこと。そういうことを学んで欲しいし、護身であれば空手でなくても何でもいい。町道場でも良い先生で、良い仲間に恵まれて楽しく稽古へ行ってくれればそれがいちばん良い。しかも本部道場、遠いから。「当座の護身はあなたが教えてあげたらいいのよ」と言われる。やっぱ、そうか。礼法も、なるべく日々の中で教えてはいるけれど。

 習得していって欲しいのは、「背中に目があるごと」。道でも店でも「ここはお前だけの場所か??」ってのがばり嫌で。背中に目があるように常に後ろへも気配りをして欲しい。道をゆずる、よける。これを素早くやって欲しい。だからわたしも出来るだけそげんしようんやけれどねー。

 昨日は仕事。人に疲れた。お客さん多いと通常ではない御客さんも多く来る。帰宅後衣替え。順次洗濯するニット類をまとめる。
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