ひねもす日報

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出産当日回顧話

2008年03月25日 | Weblog
 出産当日の回顧話などを。
 陣痛は痛い。今まで経験した痛みの中で最大レベル。
噂通り、陣痛と陣痛の間には痛みがない数分というのが
存在し、その間に連絡を取るべき人に連絡したり移動したり
した。

 わたしの場合は、初産婦は、陣痛が逃げることが多いというので、
15分に1度陣痛がくるようになった時点で、往復30分歩いてコンビニへ。
昼はステーキランチの予定だったが、このままでは行けないかも
知れない、でも、検診の体重計にも乗るかも知れない、ってんで、
非常食を買いに。
 道中、猫の写真を撮ったりするも、陣痛が来ると「いでででで」と
道の隅で座り込みうずくまる。

 それを繰り返しながら帰宅。陣痛を促進させるには階段が
効果的と読んだことがあるので、踏み台昇降。
 だんだん痛みが強くなり、痛さで嘔吐。

 検診の予約午前10時に合わせてタクシーが到着。
タクシー内では陣痛時以外は普通に喋られる程度。

 産院到着。この辺りで歩行が困難な痛み。
顔は常に苦悶の表情。
 待合室。いつもの通り、衣類も化粧も麗しい妊婦が
座る中、「いででででで」と院内に転がり込み、
胎児の状況を調べる装置を付けて40分程。その間にも
痛みは増して「吐きそうです」と桶を持ってきて貰う。
でも食べていないから吐く物もなし。
 待合室までわたしの「いたーーーい!!」という声が聞こえたらしい。

 胎児の模様が分かったら、数日前のブログで書いた
世良医師と初対面。世良曰く「日がある内に産まれるかも」。
 即分娩室へ。痛みは10分間隔に。「気が狂う」と何度も思った痛み。
看護婦色々指示されるも、痛みで半分くらいしか聞こえない。
痛みでウロタエル。

 世良より今後の流れについての説明。
痛みに悔しくなり、「何故にこんなに痛いのか!!」と
頭にキテ泣いた。
 隣の分娩室まで聞こえた模様。
「陣痛きてから、これ、結構我慢したでしょう」と脊髄付近を
見ながら落ち着きボイスで世良に言われる。

 分娩中に院内電気の点検タイムに。
トイレも懐中電灯で行っていたらしい。分娩室だけは
別電気を急務で引いたが、電気は付かないので窓から灯りを取り、
母子の心臓の音や陣痛の波が見えるPCの画面はノイズ音が激しいからと
落とされ、「昭和って感じですねー」と助産婦さんらが
話していた。医師がたまにやってきて「●●して」と言っても
「院長、停電中なので出来ません」とうことも。
 永作博美似の愛らしい女医さんが担当してくれた。
あの子可愛かったなー。
 
 出産というのはイキム訳ですが
数時間イキミ続けていたら、もう力入らんですよ。
後半意識が遠のく。いきめず苦しい。検診時に
体重増えていたら怒られるからと、前の晩、当日の朝と
ご飯らしい物を食べていないから腹も減る。でもそれが満たされ
ないと眠くなる。という塩梅でした。
 
コメント (4)
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