おはようございます。株式会社ティオ代表、motown21主宰の山本です。
今日は、整備工場の売上目標設定の範囲です。
私たちは、
目標あるところに計画あり
計画あるところに行動あり
行動あるところに成果あり
成果あるところに反省あり
反省あるところに成長あり
と、教えられてきた。まずは「目標」ありきである。
目標とは、目的(社是・社訓・経営理念など)を達成するために、やらなければならない数値的(定性的なものもある)なものである。売上目標、車検台数目標、車両販売目標などだ。
明日から12月、来年の目標を立てる時期でもある。今年の実績を踏まえ、来年以降の経済情勢やユーザーの消費傾向などを読み、何をなすべきかの「経営方針」を立てることから、目標設定が始まる。
その経営方針のための固定費である顧客サービスに対する予算、人材育成・投資に対する予算、会社を維持・運営するための予算と、これらを賄ってなお且つ利益(営業利益)を出すための粗利益の目標、そして、粗利益率目標を立て、最終的に売上目標をたてる。これが、一般的な目標を立てる手順である。
むしろここから先の目標が重要なのだ。売上目標が策定出来たら、稼働率と作業効率の目標をたて、来年の「レバレート目標」を立てて締めくくる。レバレートは、売価の単位である。これが、決まらなければ売上目標(工賃目標)は、ある意味絵にかいた餅となってしまう。
多くの整備工場では、売上目標や車検台数目標は立てるが、レバレートまでは立てていない。地域相場やライバル店など自社の実情を無視したレバレートを用いて、工賃計算をしているが、これでは、経費などの予算目標、利益目標を立てた意味がない。
計算の結果、競争力がないレバレートであれば、お金の使い道である経費の見直しをするのか、働き方である稼働率、作業効率を見直すのかの判断が働く。どちらにしても、このことが「改善」を促し、人も会社もレベルアップが図られ、結果的にCSが高まることになる。どうか、レバレートまで立てて欲しいものだ。
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